酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

F1日本GP2012 フリー走行2回目

 午前中のフリー走行1回目に続き、午後2時からフリー走行2回目が行われました。金曜日のこの二つのセッションはいずれも90分もあり、すべてのマシンが走り続けているわけではありませんが、これはほとんど決勝レースを2回見るような長さです。しかし年に3日しか生で見るチャンスがないとなれば、いつまで見ていても飽き足りません。

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小林可夢偉/ザウバー C31 Ferrari
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/80sec AUTO (F14, ISO100, -0.7EV, AWB, 290mm)

 午前中に引き続き天候は快晴。風はそこそこあるのですが、ヘアピン付近はちょうど風が遮られているのか、空気はほとんど動きません。10月とは思えない気温にじりじりと照りつける太陽。鈴鹿のF1観戦は暑さ対策が必須です。


 さて、午後に向けては少し場所を移動し、カメラマン専用エリアの中でも一番人気と言える、ヘアピンの立ち上がり側にやって来ました。ちょうど常設スタンドの下に位置し、コースは本当に目の前20mもないくらいに近く、高低差も2mほどしかありません。低い位置からマシンを捕らえることが出来て、アマチュアには夢のようなロケーションです。

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ルイス・ハミルトン/マクラーレン MP4-27 Mercedes
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/100sec AUTO (F16, ISO100, -0.7EV, AWB, 370mm)

 このポイントからはさらに見通しが良くて、デグナーを立ち上がって立体交差をくぐるところから、上り坂を登ってヘアピンに進入するマシンが真横から見ることが出来ます。

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マーク・ウェバー/レッドブル RB8 RENAULT
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/100sec AUTO (F14, ISO100, -0.7EV, AWB, 240mm)

 恐らく鈴鹿のコース上で最低速でクリップを通過するマシンも真横に見えます。

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セバスチャン・ベッテル/レッドブル RB8 RENAULT
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/100sec AUTO (F8, ISO100, -0.7EV, AWB, 370mm)

 そして加速しながら立ち上がってくるマシンがほぼこちらに向けて真正面を向きます。AFが大活躍です。もちろんピンぼけ失敗カットもいっぱいありますが。

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フェルナンド・アロンソ/フェラーリ F2012 Ferrari
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/100sec AUTO (F14, ISO100, -0.7EV, AWB, 370mm)

IMGP4760.jpg
ヘイキ・コバライネン/ケータハム CT01 RENAULT
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/100sec AUTO (F11, ISO100, -0.7EV, AWB, 170mm)

 マシンはどんどんと近づいてきます。もちろん加速しながら猛烈な勢いで! コバライネンのAngry Birdヘルメットが格好いいです。

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ナレイン・カーティケヤン/HRT F112 Cosworth
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/100sec AUTO (F13, ISO100, -0.7EV, AWB, 50mm)

 そしてほぼ最接近でこのくらい。ワイド端の50mmでも十分な大きさに写ります。というか、これでもカメラを振り切れず、フレームアウト続出するくらいに近くて速いです。そしてここじゃないと体験できないのがその音! エンジン全開状態で目の前を駆け抜けていくわけで、耳の奥がくすぐられているかのような猛烈な音。耳栓してないと耳がおかしくなりそうです。

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ニコ・ヒュルケンベルグ/フォースインディア VJM 05 Mercedes
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/100sec AUTO (F14, ISO100, -0.7EV, AWB, 370mm)

 このフリー走行2回目では、ソフトタイヤが積極的に試され、各ドライバーが少しずつペースを上げて本気アタックを始めるためか、セッション開始早々にクラッシュが発生しました。まず一人目はフォースインディアのポール・ディレスタ。スプーン進入手前でわずかに右フロントをダートに落とし、そのままコースアウトしてタイヤバリアに激突。もちろんドライバーは無事でしたが、マシンは壊れてしまい今日の走行は終了。セットアップのプログラムは大きく狂ったことでしょう。
 上の写真はポール・ディレスタのチームメイト、ニコ・ヒュルケンベルグです。ディレスタはあまりに早くいなくなってしまったため、まともに写ってるカットがありませんでした。

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ニコ・ロズベルグ/メルセデス F1 W03 Mercedes
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/80sec AUTO (F14, ISO100, -0.7EV, AWB, 370mm)

 セッション後半になってまたもやクラッシュ発生。しかも先ほどのディレスタと全く同じ場所でした。西コースは今年になって舗装が新しくなっているそうで、路面のコンディション他いろいろと変わっているところがあるようです。ミハエルほどの経験のあるドライバーでも、わずかにラインを見誤って罠にかかってしまいました。もしかしたら昨年までの舗装状態なら、スプーン入り口の問題の箇所は少しはみ出ても大丈夫だったのかも知れません。
 上の写真はミハエル・シューマッハのチームメイト、ニコ・ロズベルグです。いえ、シューマッハの写真はあったのですが、全体的にロズベルグの影が薄かったもので...

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ブルーノ・セナ/ウィリアムズ FW34 RENAULT, ペドロ・デラロサ/HRT F112 Cosworth
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/100sec AUTO (F16, ISO100, -0.7EV, AWB, 140mm)

IMGP6175.jpg
キミ・ライコネン/ロータス E20 RENAULT, セバスチャン・ベッテル/レッドブル RB8 RENAULT
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/80sec AUTO (F14, ISO100, -0.7EV, AWB, 290mm)

 ヘアピンの見所は接近戦。スピードが極端に落ちる場所なので同じタイム差でも物理的な距離は、メインストレートなどと比べると圧倒的に縮まり、テール・トゥ・ノーズ状態になりやすくなります。もちろんフリー走行はレースではないので、ギリギリの攻防とか激しいバトルとか言うのとは違うわけで、オーバーテイクが起こるにしても、お互い走行状況を見て譲り合いによる前後位置の入れ替えなのですが。でもスチルで一瞬を切り取ってしまえばそんな状況は関係ありません(^^;

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セバスチャン・ベッテル/レッドブル RB8 RENAULT
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/100sec AUTO (F11, ISO100, -0.7EV, AWB, 170mm)

 さて、ベッテルあたりが本気を出してきたのか午前中とは大きく変わってやはりレッドブルが上位に食い込んできました。軒並みタイムは2秒前後上がって1分32秒台が出始めます。

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キミ・ライコネン/ロータス E20 RENAULT
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/80sec AUTO (F13, ISO100, -0.7EV, AWB, 370mm)

 ライコネンはKARSにトラブルが生じたのか、ピットでマシンから降りてしまいセッション中盤はずっと出てきませんでしたが、残りあと10分くらいになったところでやっと周回を始めます。セッティングのプログラムはこちらも大きく狂ったのではないかと思われます。

IMGP6147.jpg
小林可夢偉/ザウバー C31 Ferrari
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/80sec AUTO (F16, ISO100, -0.7EV, AWB, 240mm)

IMGP5443.jpg
小林可夢偉/ザウバー C31 Ferrari
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/100sec AUTO (F11, ISO100, -0.7EV, AWB, 370mm)

 我らが小林可夢偉ですが、ここに来て急にタイムが伸び悩みました。周囲に比べてタイムアップの幅が少なく、タイム順では大きく下位に落ちてしまいます。チームメイトのペレスもほぼ同じ状態。ザウバーのマシンもセッティングが上手くいってないようです。

IMGP5557.jpg
ロマン・グロージャン/ロータス E20 RENAULT
PENTAX K-5, SIGMA 50-500mmF4.5-6.3, 1/100sec AUTO (F11, ISO100, -0.7EV, AWB, 330mm)

 ちなみにフリー走行2回目のベストショットは多分これ。日曜日に再び事件を起こし物議を醸す今年一番の暴れん坊、グロージャンです。

 さて、2つのクラッシュはありましたが、予定通り午後3時半に金曜日のプログラムはすべて終了。暑い一日でしたがさすがに10月とあって日は短く、そろそろ夕方の雰囲気です。決勝はこの時間はまだ序盤戦なのですけど。
 比較的空いてるであろうこの日にヘアピンは十分に堪能しました。しかも合わせて3時間という長丁場ですし、明日以降は別のところに移動する予定です。それにしてもこの日は、露出補正を間違って-2EVにしてしまったり、シャッタースピードをいつの間にか動かしてしまって、1/80secなどという、到底腕が追いつかない設定にしてしまったり、うっかりミスが連発でした。多分、昨年のヘアピンのほうが良いカットが多かったような気がします。

 <フリー走行3回目につづく>

※他の写真も含めFlickrにまとめてアップロードしてあります
 F1日本GP 2012 -a set on Flickr