酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

キバナコスモス

 9月も中旬になり、すっかり秋めいてきました... と書き出したいところですが、東京は今日時点でもまだ真夏の暑さです。朝晩の空気や空の様子に秋っぽさを感じることもありますが、連日最高気温は30度を超え、最低気温も25度を下回らないあたりは夏のままです。そろそろいい加減にして欲しいところです。

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FUJIFILM X-Pro1, XF60mmF2.4 Macro R, F2.8 AUTO (1/1600sec, ISO100, AWB, Velvia)
 少しでも秋らしさを感じようということで、近所のコスモス畑へ行ってきました。もちろんFUJIFILM X-Pro1を持って。コスモスと言ってもここで咲いているのはキバナコスモスです。暑さに強い品種と言うことで、灼熱の空気の中でも元気に咲いていました。


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 なおこのレビューはボディのファームウェアがVer.1.01の状態で行っています。(9/18追記)

 花となればとりあえずマクロだろうと、安易な気持ちで60mmF2.4を装着。もちろん他の2本も持って行きます。レンズ交換は面倒ですが、各レンズとも小さくて軽くてかさばらないので、持ち運びは楽です。今後ラインアップが増えてくるとまた話は別ですが、現状なら常に3本持ち歩きが基本となりそうです。

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FUJIFILM X-Pro1, XF60mmF2.4 Macro R, F4 AUTO (1/480sec, ISO100, AWB, Velvia)
 後ボケきれいですね、このレンズ。これだけ距離差があるから当然でしょうか? こういうシーンではFUJIFILMらしい色合いというか何というか。こてこてに色乗りするVelviaモードですが、鮮やかでいながらさわやかさも失われていないというか何というか。ペンタックス機では色がベタベタになってしまいそうです。

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FUJIFILM X-Pro1, XF35mmF1.4 R, F2 AUTO (1/2000sec, ISO100, AWB, Velvia)
 35mmに交換して、上のカットと同じ場所で同じ花を撮ってみようと思ったのですが、ピントが後ろに抜けてしまいました。どこにピント来てるのかよく分からないカットですが、なんか前ボケがそれはそれで面白いなと。

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FUJIFILM X-Pro1, XF60mmF2.4 Macro R, F2.8 AUTO (1/1400sec, ISO100, AWB, PROVIA)
 蜂もせっせと働いています。気のせいかも知れませんが、一眼レフよりも逃げられにくいような気がしました。蜂がカメラを気にしているかどうかはともかく、シャッター音はコトンという感じで、柔らかくて静かで、その上品さは一眼レフトは比べものにならないし、他のミラーレス機と比べてもキレがいいように感じます。

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FUJIFILM X-Pro1, XF60mmF2.4 Macro R, F2.8 AUTO (1/1400sec, ISO100, AWB, ASTIA)
 花の裏側。コスモスと言えば青空を入れて撮りたいですよね。秋っぽくなりそうですし。比較的背が高いので地面に這いつくばらなくても大丈夫です。ファインダーも覗けます。

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FUJIFILM X-Pro1, XF60mmF2.4 Macro R, F5.6 AUTO (1/250sec, -0.33EV, ISO100, AWB, PROVIA)
 ドアップ。でもこれが限界というわけではありません。レンズ的にはもっと近寄れそうでした。そう言えばこいつはマクロレンズだったっけ?ということで、手持ちで何とかなりそうな限界に挑戦。マクロ域になると上下左右だけでなく前後にも微妙に動いてしまうのでなかなか難しいです。

 それに... この日は風は強くないものの華奢なコスモスの花は常にユラユラ揺れているのです。奇跡的にピタッと止まる瞬間をひたすら待ち続けるしかありません。また、マクロレンズはピントの移動量も大きいわけですが、電源ON直後は必ずピント位置は無限遠から始まる仕様になっているので、いきなりマクロ撮影しようとすると、映像がぼけすぎていて被写体のどこが見えているのか全く分かりません。
 こういったマクロ撮影の難しさはどんなカメラでもある程度共通ですが、特にX-Pro1のAF中にフリーズしてしまうEVFにはかなり手こずります。後者の問題については、フルタイムAFみたいなことが出来るとだいぶ楽になるのですが。

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FUJIFILM X-Pro1, XF60mmF2.4 Macro R, F2.8 AUTO (1/1700sec, ISO100, AWB, PROVIA)
 シンプルにバックは青空のみ。右下に何かありますけどボケて溶けています。
 このレンズ、焦点距離的に長さもピッタリで、こういうフィールドで使うにはちょうどいい感じです。被写体からして当たり前かも知れませんが、気がついたらこのレンズばかり使っていました。18mmはあまり出番がないのは分かっていましたが、もうすこし35mmを使ったつもりでいたのですが。

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FUJIFILM X-Pro1, XF60mmF2.4 Macro R, F4 AUTO (1/420sec, ISO100, AWB, ASTIA)
 コスモスもよく見ると真ん中に小さな花が集まってるんですね。ちなみにちょっとピント甘いかも。ブレかな?

 ちなみに今回は「フィルムシミュレーションブラケット」という機能を使って、標準のProvia、ビビッドのVelvia、ソフトのAstiaの3種類のフィルムシミュレーションモードで同時記録してみました。概ね以下のような差が出ます。上からPROVIA、Velvia、ASTIAです。

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FUJIFILM X-Pro1, XF60mmF2.4 Macro R, F2.8 AUTO (1/1400sec, ISO100, AWB, PROVIA

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FUJIFILM X-Pro1, XF60mmF2.4 Macro R, F2.8 AUTO (1/1400sec, ISO100, AWB, Velvia

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FUJIFILM X-Pro1, XF60mmF2.4 Macro R, F2.8 AUTO (1/1400sec, ISO100, AWB, ASTIA

 まぁ、ぱっと見Velviaの鮮やかさはずば抜けているのが分かるわけですが、標準のPROVIAよりもソフトのASTIAのほうがまだすこし鮮やかさを感じるという気がします。ホワイトバランスも変化するのか、PROVIAは少し黄緑色っぽいですし。
 これらの処理はもちろんJPEGへの書き出し過程で加えられるので、フィルムシミュレーションブラケットをONしても、シャッターは1回しか切れず、それぞれ異なった画像処理のJPEGが3枚同時記録され、プレビューは3枚同時に行われます。SDカードへの書き出し時間はそれなりに延びますが、処理は十分に速くプレビューまで待たされる感じはありません。

 またフィルムシミュレーションモードはこれ以外にもプロネガHi、プロネガstdというネガフィルム調のカラーモードに加え、モノクロが4モードにセピア調の、計10モードも用意されています。

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FUJIFILM X-Pro1, XF60mmF2.4 Macro R, F2.8 AUTO (1/200sec, ISO100, AWB, Velvia)
 サルスベリも綺麗に咲いていました。まだ夏ってことですかね(^^;

 ということで、いろいろと癖のあるカメラですが、写真を撮っていてとても楽しいのは確かです。出てくる絵も、解像度がどうのどうのこうのよりもJPEGの味つげがやはりFIJIFILMだなと、新鮮に感じますし。こうやって実際に使っていると、ファインダーなんてどっちでも良いかも?と思えてきます。いえ、今回のような撮影にはOVFま全く無理ですが。

 実写レビューはまだまだ続く予定です。

おまけ

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PENTAX K-5, FA31mmF1.8AL, F2 AUTO (1/3200sec, ISO100, AWB, 鮮やか)
 PENTAX K-5でも撮ってみました。嘘くさいほどの青空の青さはVelvia以上かも。さすがペンタックス。