酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

コレジャナイK-5

 最近になってPENTAXから気になるカメラが発表されました。その名はX-5。Optioというブランド名こそついていませんが、コンパクト機に属するシリーズで、光学26倍ズーム搭載のEVF内蔵レンズ固定式。それなりのボディサイズがあるもののセンサーは1/2.33インチCMOSという豆粒センサーです。通常なら私は全く興味を引かれることがないタイプのカメラなのですが、なぜこれをわざわざ取り上げるかと言えば... その姿形がどうにも気になるからに他なりません。

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 だってこれ、びっくりするくらいにK-5にそっくりなのです。ここまでくると偶然とかメーカーとしてのデザインポリシーとか、そう言うことではなく、明らかに自社パロディを狙ったとしか思えません。

 K-5ユーザーの方は、このX-5の写真を見て思わずコーヒー吹き出した人も多いかと思いますが、そんなに似てるんだっけ?という非PENTAXユーザーの皆さんのために、本物(?)のほうの写真を貼っておきます。

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 はい、これがオリジナルとなったK-5のシルバー仕様。同じように真正面の姿。スクロールして上のX-5と見比べてみて下さい。
 サイズやシルバー部の色合いの違いはともかく、ペンタ部の形状、グリップ形状、リモコン受光部&セルフタイマーLED、SRのロゴバッジ、シャッターボタンまわり、AF補助光、そして製品名ロゴの入れ方、シボ革の張り方などなど、どう見てもそっくりです。
 極めつけはマウント面に向かって左側、AF補助光の下あたりにある出っ張り。K-7/K-5のデザインにおいて、ミラー駆動かなにかのモーターを収めるために、仕方なく出っ張ってしまったという部分。これがX-5にもご丁寧なことについています。これはいろんな意味ですごすぎる!!

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 そして固定式の26倍ズームレンズ。これもPENTAXのデジタル一眼ユーザーならニヤリとしてしまう部分。DAレンズを表すはずのグリーンのラインが入っています。ついでに鏡胴部の滑り止めゴムのパターンも、最近のDAズームレンズ風。徹底しています。ちなみにこのレンズ、ワイド端は22mm相当の超広角からスタートするそうです。良いですね。
 ついでに内蔵ストロボのポップアップボタンの位置もほぼK-5と同じ。ここまで似せてきたなら、いっそのことモードダイヤルも左手側に置いて欲しいです。さすがに右手側に液晶をつけることは無理でしょうけど。

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 背面はこんな感じ。親指がかかる部分にシボ革が貼ってあるところなどはやっぱりそっくり。それにこれコマンドダイヤルがついてるんですね。
 ただし、ここでK-5と大きく違うのは液晶パネル。固定式ではなくて上下チルト式になっています。逆に言うと、このバリアングル機構は何の違和感もなく一眼レフ機に搭載できるってことでしょうか。左右に開いたり裏返したり出来なくても、ぶっといヒンジが左手側に出っ張るよりは、この方式のほうが個人的には好きです。
 ボディの大きさはもちろん少しずつK-5よりも小さいわけですが、質感など手にした感じがどの程度なのかまずは実物を見てみなくては!

 フィルム時代の古いカメラに似せたレトロなデザインというのは他社でもありますが、わずか2年前の自社製品に似せるという意味不明さが素晴らしいです。これ、まさかK-5ユーザーを狙ってるわけでも、K-5と間違えて買わせようというわけでもないと思います。
 むしろこのクラスのカメラを買う人は、やはり超高倍率ズーム(しかも望遠側)が欲しいと言う場合がほとんどで、見かけが実在した一眼レフに似てるかどうかはほとんど誰も気にしないだろうと思うわけです。X-5の製品ページでもデザインのことは特に触れてないわけですし。だとするとここまで徹底的にK-5に似せたことは、完全にメーカー側の遊び(と言っては何ですが)なのかな?と思ってしまいます。そういうの好きですけど(A^^;

 ということで、ほぼ外観についてしか語っていませんが、それは中身に興味がないのだから仕方がありません。

 このX-5は来る9月13日に発売で予想価格は3万円強だそうです。うーむ困ったぞ。K-5のパロディ商品としてはとても欲しいけど、カメラとしては全く要らないんですよねぇ(A^^;; それまでにK-5やQの後継機の姿が噂レベルでもいいから出てくれば、俄然興味はそちらに移るはずなので、それを期待したいと思います。

おまけ:EOS-Mに触ってきた

 最近新発表になったカメラ繋がりということで番外編。ここ1ヶ月ほどの間に発表された中で、一番話題のカメラと言えばやはりEOS-Mでしょう。満を持しての大トリ後出し。どんなカメラか気にならないカメラ好きはいないはず。

 まだ発売になっていませんが、品川のキヤノンギャラリーに置いてあるという噂を聞きつけて、散歩がてらちょっと見に行ってきました。

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 触れる実物があるにはあったのですが、残念ながら不動状態。単なるモックかと一瞬思いましたがそうではなくて本物です。単に電池を入れていないようです。もちろん入れ忘れではなく、わざとなのですが。まだ、ソフトウェアの開発途中で自由に触っていじっても大丈夫、という状態ではないのでしょう。うん、分かりますその気持ち。

 動かない実物を触った感想ですが、キヤノンサイズとは言えセンサーがAPS-Cだと思えば確かにびっくりするくらい小さいです。デザイン含めそつなくまとめてくるあたりはさすがキヤノンです。でも、欲しいかと言われれば欲しくありません(^^; 今のところは。まぁ、そもそも私は一眼レフファインダー大好きな古い人間ですし、しかもEOSシステムとも縁がないので当たり前なのですが。

 しかし、大御所キヤノンがようやくリリースするからには「おまえら、これがミラーレスだ!」という強いメッセージが感じられる製品を期待していたところがあるのですが、そう言う意味では地味でわかりにくい製品だなぁと思います。エントリー機としてあまりにもありふれたコンセプトで、あまりにも綺麗にまとまりすぎていて、面白みがないというか何というか。もちろんしっかりと先行きのことは考えられているとは思いますし、数年後には結局市場を席巻している可能性は大だと思いますけど。