酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

真夏の街角散歩

 いやいや、毎日暑いですね。東京地方では梅雨が明けてから、急激に寒くなった日もあったものの基本的に夏らしい天候が続いています。そう言えばゲリラ豪雨が今年は少ないように思いますが、季節的にこれからでしたっけ? いずれにしてもこうも暑いとカメラを持って出かけるのもなかなか辛いものがありますが、せっかくSIGMA 85mmF1.4 EX DG HSMをお借りしたので、写真を撮りながら散歩してきました。

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PENTAX K-5, SIGMA 85mmF1.4 EX DG HSM, F2.8 AUTO (1/80sec, ISO200, AWB)
 夕焼け空にライトアップ(雅)が始まったばかりの東京スカイツリー。これが夏らしい景色かどうかと言うと微妙なところですが、冬とはまた違った空の焼け方ではないかと思います。


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 以下、カメラはPENTAX K-5で、レンズはSIGMA 85mm F1.4 EX DG HSMの一本のみ。この組み合わせで公園やらその辺の街角やら盆踊り会場やらを散歩して撮ってきた雑多な写真です。

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PENTAX K-5, SIGMA 85mmF1.4 EX DG HSM, F1.4 AUTO (1/2500sec, ISO160, -1.0EV, AWB)
 ムクゲの花(多分)。夏になるとあちらこちらで咲いているのを見かけます。比較的近接撮影で絞り開放ですので、ピント面は超薄です。一応雌しべの先端にピントは合わせたつもり。このシーンに限ってはK-5のAFと相性は悪くないようです。背景のボケも柔らかくて綺麗。マクロではないですが、花撮りにはなかなか良いレンズかも。

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PENTAX K-5, SIGMA 85mmF1.4 EX DG HSM, F4.0 AUTO (1/80sec, ISO200, リバーサルフィルム)
 良い雰囲気の木造民家。なぜかここを通りかかるとカメラを向けたくなります。85mmは長すぎるかと思いましたが、一部を切り取るには適度な距離感。歪んで見えるのはレンズのせいではなく、建物が実際に歪んでいるから(^^; APS-Cで使ってるせいもあって、周辺減光や歪曲や周辺解像度はまったく不足を感じません。

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PENTAX K-5, SIGMA 85mmF1.4 EX DG HSM, F1.4 AUTO (1/2000sec, ISO160, AWB)
 名前は知りませんが、公園の花壇に咲いていたどぎつい色の小さな花。背景は雑多な草花でゴチャッとしていましたが、F1.4開放にしてしまえばすべて溶けてしまいます。ちなみにこの花には位相差AFでは何度やり直してもピントが来ませんでした。ライブビューにしてコントラストAFで撮った一枚。それでもちょっと前ピンかも?

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PENTAX K-5, SIGMA 85mmF1.4 EX DG HSM, F1.4 AUTO (1/60sec, ISO800, -1.0EV, AWB)
 85mmと言えばポートレートレンズ。なので人を撮ってみたいところですが... なかなかそうもいかないので、疑似モデルさんを撮影。涼しげな夏の格好をしています。やはりこういう場合もピントは目ですよね。センターAFでフォーカスロックしてカメラを動かすと、コサイン誤差なのか、私が微妙に前後に動いてしまうのか、とにかくピントが来ないのですが、かといって周辺のAFエリアを選択しても、それはそれであまり精度は芳しくないような気がします。うーむ、難しい...。

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PENTAX K-5, SIGMA 85mmF1.4 EX DG HSM, F2.0 AUTO (1/2000sec, ISO160, AWB)
 銀座の歩行者天国。日よけの傘があちこちに出ています。真っ赤な和風の傘はなぜか涼しげに見えます。背景はボカしたいけど傘は全体的にピントを合わせたい、と迷って中途半端なことになってしまいます(^^; ボケ量が多いせいか、ゴチャゴチャ線が入り組んだ背景でもボケは綺麗だと思います。こうなるとやっぱり積極的に絞りは開けたくなります。

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PENTAX K-5, SIGMA 85mmF1.4 EX DG HSM, F1.8 AUTO (1/8000sec, ISO160, AWB)
 これも銀座の歩行者天国にて。竹で組んだ囲いの中に吊された風鈴。この日は風もなくてチリンとも鳴っていませんでしたけど。手が届かないくらい高いところに吊されていた上に、数も何だか少なくて寂しい状態に思えました。もっとこれでもかと言うほどぶら下げれば良いのに。

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PENTAX K-5, SIGMA 85mmF1.4 EX DG HSM, F5.6 AUTO (1/1000sec, ISO160, AWB)
 地元に戻ってきまして木場公園。涼しげな噴水ですが、あまりにも暑すぎるのか水に入ってはしゃぐ子供の姿もありません。その向こうにぼんやりぼけて見えるのは東京スカイツリー。あまり絞りを開けすぎると完全に溶けてしまうので、F5.6まで絞りました。おかげでシャッタースピードが下がりすぎて水滴がぶれてしまって何とも中途半端(^^; こういう時こそTAvモード(絞り&シャッター優先、感度で露出調整)ですよね。

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PENTAX K-5, SIGMA 85mmF1.4 EX DG HSM, F1.8 AUTO (1/80sec, ISO800, -1.0EV, AWB)
 近所の納涼盆踊り大会。午後7時から始まって10時までやってます。足を運んだのは実は初めてなのですが、人出が多くてかなり賑やか。こういう場所は大口径レンズが威力を発揮します。

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PENTAX K-5, SIGMA 85mmF1.4 EX DG HSM, F1.4 AUTO (1/60sec, ISO800, -1.0EV, AWB)
 ...のはずでしたが、開放ではピントが合いませんね、なかなか(^^;

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PENTAX K-5, SIGMA 85mmF1.4 EX DG HSM, F1.4 AUTO (1/1600sec, ISO160, +0.3EV, AWB)
 次の日曜日は富岡八幡宮の例大祭です。昨年行われるはずだったのですが、東日本大震災の影響で今年に延期されました。御神輿を出す氏子の地域では、着々と準備が進んでいます。

SIGMA 85mmF1.4 EX DG HSMのファーストインプレ

 もともと望遠系が好きなこともあって、画角的にはAPS-Cで使っても個人的には結構しっくりきます。F1.4の明るさは言うまでもなく素晴らしくて、何でも開放で撮りたくなりますが、とにかくピントがシビア。作画意図として画面内のどこに合わせるか?はもちろん重要ですが、思ったところにしっかりピントを持ってくるにも苦労する場合が多々あります。それはK-5のAF性能、あるいは相性なのかも知れませんが、たいていの場合AFの合焦サインを信用することは出来ません。しっかりとスクリーンを見て、必要ならば修正するか、何度も合わせ直して数打ちゃ当たる作戦をしなくてはなりません。

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PENTAX K-5, SIGMA 85mmF1.4 EX DG HSM, F1.4 AUTO (1/320sec, ISO160, -1.0EV, AWB)
 描写性能は最新設計のレンズらしく、私の目には開放から十分なシャープネス、コントラストが得られと思います。フードはエクステンダーも使いましたし、あまり意地悪な条件で使っていないのも事実なのですが、ゴーストやフレアが気になるようなことは今のところ皆無。APS-Cで使っていることもあり、周辺画質は光量も歪みも含めて気になるところは全くありません。絞りは純粋に被写界深度の調整だけのために選べる、という超優等生レンズです。そして、期待していたボケは綺麗です。FA31mmも相当綺麗ですが、やはり量が違います。個人的には今まで見たレンズの中では(暫定)一位かも。

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PENTAX K-5, SIGMA 85mmF1.4 EX DG HSM, F5.6 AUTO (1/500sec, ISO160, AWB)
 ただし、描写性能で一つだけ気になることがあります。というのは、輝度差の大きいエッジには盛大にパープルフリンジが出ます。PENTAX純正のFA31mmF1.8AL並か、それ以上という気がします。これは大口径レンズの宿命なのでしょうか? Lightroomなど後処理で消す手段を持っていればまだ良いですが(それでも無理矢理消すとグレーの縁取りが残りますけど)、そうでない場合はちょっと気になるかもしれません。

 今後も引き続きいろいろ撮っていきたいと思います。