酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

1,000km

 納車から約6週間経過したところでようやく走行距離が1,000kmを超えました。昔は、少なくとも306の時代は、新車登録から1,000kmまたは1ヶ月経過時点で初回点検というサービスがありましたが、最近はそういうものはないそうです。個人的には慣らし運転の必要性というものも信じてないのですが、何となく1,000kmというのは最初の一つの節目だな、という気だけはします。ようやく人が車に馴染んでくると言うか何と言うか、そういう意味で。

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 ちょうど1,000kmは走行中でした。上の写真は区切りの良いところで停車したときに撮影。だいぶ行き過ぎていますが、納車時点で数十kmは走ってましたので、私の手に渡ってから、と考えればおおよそ1,000kmという解釈の記念写真です。
 6週間で1,000kmというのは最近の私のペースにしてはかなり早いほうですが、先月はFBMがあって遠出したのが効いています。もちろん新車が嬉しくて近場でもわざわざクルマで出かけると言うこともあります。わずか1,000kmではありますが、色々と分かってきたことがありますので、そのインプレを簡単にまとめておきたいと思います。

ハンドリング

 運転感覚は至って自然。これに関してはあっという間に慣れてしまいました。電動パワステのステアリングは思ったより違和感ありません。直進性は306よりも良いと感じるくらいです。低速時にハンドルが軽いこともあってか、コーナリングは楽々。306のようによっこいしょ、という感覚はなくてクルクルと曲がっていきます。首都高のバンクのついた急カーブの継目でも横跳びしなくなりました(って、普通はそれで当たり前のことなのかも)。
 ATはご存じAL4の最新型。わずか4速しかありませんが、排気量の小さなこのエンジンで重たい車体を走らせるには、むしろある程度引っ張る設定と相まって4速くらいのワイドレンジなギアで合ってるのかも? シフトショックは306のAL4と比べると別物のように穏やかになりました。それでも時々1速から2速へのシフトアップ時に覚えのある挙動を示すことがあります。味わいという点では、加速時も減速時もロックアップしまくるあのダイレクト感が薄れていますが。

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 今でも慣れないのがアクセル。まずペダル位置がどうも気に入りません。時折どこにアクセルペダルがあるのか見失ってしまいます。そしてアクセル制御もいまいち不自然。ぐいっと踏んでもスロットルがゆるゆるとしか開かず、加速がノロノロな場合があるかと思えば、ちょっと踏み増しただけでガバッとスロットルが開いて、ドカンと加速することもあり、いちいちびっくりしてしまいます。1速からの加速ではゆっくりと反応し、2速からの加速は過剰に反応するような気がしていますが、よく分かりません。

 ブレーキは最近のクルマにしてはストロークがある方ではないかと思いますが、306に比べるとカッチリしていて節度感があり、少し踏み込めばキュッと止まります。ちょっと減速したい場合の弱めのブレーキコントロールもしやすくて、AT車にはピッタリなブレーキフィールです。

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 全体的に音は非常に静かです。もちろん高級車ほどではないですけど。タイヤノイズもエンジン音も高速走行時の風切り音も静か。ボリュームをそれほど上げなくても音楽が良く聞こえます。エンジン音はある回転域ではガサガサと感じるのですが、それ以外ではとても大人しいです。アクセル踏んでる間はどこからともなくヒューンと高周波音がするのが謎です。ターボチャージャーは積んでないはずなのに。そして音と言えばボディのきしみ音は一切しません。段差に斜めに乗り上げてもミシリとも言いません。首都高のラフな継ぎ目を乗り越えても当たりも柔らかく、音もコトッと言うだけです。

 また、停車している限りアイドリングの振動もほとんど感じないのには感心しました。アイドリングストップみたい、というのはかなり大げさですが、306から比べるとそのくらいに感じます。しかし、ブレーキ離してクリープし始めると途端にブルブルとエンジンの振動を感じるのが不思議です。この停車時と微速時の振動の変化は、クラッチでもついてるのかと思うくらいの落差です。

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 そして肝心の乗り心地ですが、これが期待通りにとても良いのです。ボディがしっかりしていて重厚感があり、基本的に最新のクルマらしくどっしりした乗り心地。もはや"ネコ足"というのとは違って306よりも明らかに固くダンピングも強いのですが、路面から来る振動に角張った感じは全くなく、むしろ柔らかさを感じます。しっかりしたボディと相まってこの乗り心地は非常に良いと思います。

 シートもちょっと心配していましたが、とりあえず前席は長時間乗車でもまったく問題ありません。着座姿勢が立っているわりにはおしりが痛くなったり膝裏が圧迫されるようなこともなく、また肩や首の据わりが悪いと言うこともなく、個人的には306のシートよりも好きなくらいです。

燃費

 最後に207SWに一番驚いてること... それは燃費です。しかも良い方に驚いています。車内のマルチファンクションディスプレイにも瞬間燃費と区間燃費が表示できるのですが、それによると高速道路走行で16km/L弱、街中走行でも12km/Lくらいを平均的に示します。しかし、この車載燃費計の表示は甘めに(燃費が良い方に)表示されるそうです。

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 そこで従来からの満タン法でも記録をつけているのですが、ここまで約1,200km走行し計3回給油した合計で燃費を計算してみると、ちょうど14.0km/Lと出ました。普段の私の走行パターンに比べると高速走行が多いのですが、もちろん渋滞や山坂道に都内のストップアンドゴーやチョイ乗りも含んでいます。恐らくカタログに書かれている11.2km/Lという燃費値は、街中走行のみでもクリアできそうな雰囲気です。

 ちなみに306は設計が10年以上古く、軽い車体に2Lの大きなエンジンを搭載していましたが、街乗りで7km/L、高速長距離で12km/Lで、トータル10km/L弱でした。しかも年々良くなっていくという経過を辿りました。207SWも(私が運転に慣れていくことで)燃費がじわじわ良くなっていけば良いなぁと思っています。目指せ平均12km/L!

おまけ

 下の写真は会社の同僚からのもらい物。フランスの地方都市で見かけた207のビアンカホワイトです。

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 フェイスリフト後で、グリルが横線仕様でフォグ搭載なところまで私の207SWと同じ。でもこの写真の207はハッチバックですし、ルーフレールもガラスルーフもありません。ホイールも恐らく15インチの鉄+キャップと思われます。やはりフランスの大衆車。こういう姿はしっくり来ます。

 さて、次の節目はどこでしょうか? まずは10,000kmですかね。1年以上はかかるはずです(^^;