酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

カメラ遍歴:コンパクト機編

 年初には「今年はカメラを買わない」と誓った記憶がわずかにありますが、何だかんだでたくさんのカメラを買ってしまいました。いえ、実際買った「カメラ」はK-5 Limited Silverだけですが、レンズは... 5本くらい買ってしまったでしょうか。一番心配していたコンパクト機は昨年末のOptio W90以来今年は買っていません。と言っても、今年はまだ3ヶ月も残ってますけど。しかも魅力的な製品の発表が目白押し!

PHOTO035
1999年3月撮影 at GUAM by Canon PowerShot A5 Zoom

 ということで(どういうわけで?)、以前に一眼レフの遍歴をまとめたところですが、そこでリクエストのあったコンパクト機編を書いてみようと思います。あまりにも機種が多くて挫折するかと思ったのですが、何とかなりました。忘れているカメラがないとすれば全部で16機種あります。前後関係も多分合ってると思いますが、もしかしたら思い違いがあるかも。残念ながらコンパクト機は様々な理由で、現行機以外はほとんど手元には残っていません。

RICOH GR1


 これ以前にフィルムのコンパクトカメラを触ったことがないというわけではないのですが、写真を撮ろうと意識して手にしたのはこのカメラが最初だったと思います。何でもない外観をしていますが、マグネシウム合金のボディに28mmF2.8の高性能レンズを搭載、絞り優先AEが可能で採光式フレームファインダーを搭載した、本格的なカメラでした。高級コンパクト機の走りだったと思います。
 28mm単焦点というレンズは使いこなしが難しいですが、ずぼらに撮っても明らかにコンパクトズーム機とは違う描写性能にびっくりしたものです。解像度とかそういうことではなく、陳腐な言葉ですが「レンズの味」と言うものを初めて実感しました。単に明るい単焦点を知らなかっただけかも知れませんが。いずれにせよ究極のスナップカメラではないかと思います。
 このカメラ、今でも稼働状態で手元にあります。一番最近フィルムを通したのは昨年の7月。外装の一部が加水分解しべたついていたり、上面の液晶表示が壊れていたりしますが、撮影自体にはまったく問題がありません。

Canon PowerShot A5 Zoom


 私にとって最初で(現時点では)最後のキヤノン製のカメラ、かつ初めてのデジタルカメラでした。このカメラの発売は1998年の10月。はっきりと覚えていませんが、その年の冬ボーナス辺りで買ったのかも。値段も5万円以上したと思います。画素数は81万画素で、CFカード記録。PCとの接続はシリアルだったと思います。普通はカードリーダー使っていましたが。
 当時すでに、カシオはじめニコンやリコー、オリンパスなどからデジタルカメラは出ていましたが、私がおおよそ人生で縁が無いだろうと思っていたキヤノン機を買った理由は、ワイド端が28mm相当からの広角ズームを搭載していたから。さすがカメラメーカーは分かってる!と感心したものです。
 センサーサイズは1/3インチと、最近の携帯電話内蔵カメラくらいの豆粒センサーで、この時代主流だった補色フィルターのセンサーでした。そんなこともあって、まだこの時代はフィルムカメラの代わりになる、という状態ではなく、PCでそのまま写真が扱えると言うことが珍しくて面白く、画質とかそういうことが語れる状態ではありませんでした。
 その後、どこでどうしてしまったのか全く覚えていないのですが、今はもう手元にはありません。なのになぜか元箱だけ残っていたりします。もしやと思って先日開けてみましたが、中身は空でした。
 一番上に貼った写真が手元に残っていました。グアムに旅行に行って撮ったものです。リンク先にはオリジナルのファイルが置いてあります。と言ってもサイズはたかだかXGA相当ですが。

LEICA digilux 4.3


 PowerShotと同じ言い方をすれば、唯一手にしたことのあるライカ機となります。が、このカメラは純ライカ製ではなく、FinePix 4700Zのバッジ張り替え版です。最近のPanasonicベースのLEICAコンパクト機は独自チューンがされているそうですが、この時代のFinePixベース機はFUJIFILMブランド品と全く同じ仕様だったようです。お値段もFinePixと変わらなかったはず。それで、本当は4700Zを買いに行ったのに、店頭で同じ値段ならこっちの変わったやつにしよう、と思いついたのです。
 このカメラは2000年の9月発売。年明けくらいに買ったと思います。ちょうどWEBサイトでもやってみるか、と思い立った頃。初期のWEB用写真はすべてこのカメラで撮りました。センサーサイズは1/1.7インチ、レンズは36mm相当からの3倍ズームと、ワイド単の画角不足には目をつぶってしまいました。希望小売価格は128,000円という高価格。売値も10万円切るくらいだったと思います。
 それにしてもPowerShot A5 Zoomから2年のデジタルカメラの進化は激しく、このカメラはものすごく綺麗に撮れる!と言う印象が残っています。解像度も充分だし、大きく伸ばさなければプリントにも充分耐えられました。しかも既にこのカメラには動画撮影機能が搭載されていました。今と比べると冗談のような性能かも知れませんが、当時としては驚くべき高機能、高性能カメラでした。
 ただし、電池の持ちが異常に悪く、数十枚も撮影すると電池残量警告が出たりしたものです。幸い単三電池仕様だったので、予備バッテリーをたくさん持ち歩いてしのいでいました。
 写りは良かったのに、ボディの造りが悪く、ストロボがポップアップしなくなったり、スライド式のレンズキャップが動かなくなったりしてしまい退役へ。それでも良いという友人にあげてしまいました。その後もだましだまし使っていたそうです。

FUJIFILM FinePix 6800Z


 digilux 4.3は結構気に入って長く使ってたと思ったのですが、調べてみたら翌年2002年の春には早くもこのFinePix 6800Zに買い換えていたようです。この時代のFinePix伝統の縦型ボディは、このモデルに至ってかなり大型化してしまいました。しかしポルシェデザインと言われる筐体はなかなか格好良かったです。外装も金属製で造りも良くなっており、とても使いやすいカメラだったという記憶があります。縦型ボディってコンパクトカメラとしてなかなか良い形状だと思うのですが、LCDサイズとかいろいろ考えると現在のトレンドの技術を入れるにはデザインが難しいのでしょうか。
 センサーサイズは1/1.7インチ、レンズは36mm相当から3倍ズームというあたりは4700zと同じです。撮像素子は300万画素のハニカムCCDで600万画素記録に高画素化しています。この600万画素記録というのは当時としては驚くべき数字でした。この時代は高画素化競争が一番激しかった時だったかもしれません。4700zで問題だった電池消費についても専用のLi-ion電池対応になり、充電クレードルも付属しているなど、電源まわりの問題はうまく対処されていたと思います。
 と、全体的に良いカメラだったのに... 肝心の撮れる絵がどうにもイマイチだったという記憶があります。特にdigilux 4.3(4700z)と比べると、高画素になったのは良いのですが、なんとなく色味も変だし、コントラスト感もなく、ノイズも多くて気に入りませんでした。感度も4700zから一段低下していましたし。高画素なら良いってもんじゃない、という時代はこの辺りから始まっていたのかも。
 このカメラもすでに手元にはないのですが、どこへどう処分したのか全く覚えていません。

FUJIFILM FinePix F700


 結論から言うと、このカメラは私にとっては神機でした。過去これまで手にしたコンパクト機では文句なくベストにあげられます。発売は2003年秋ですから、6800Zも1年半くらいは使っていたようです。スタイリッシュだった縦型デザインから、あまりにも芸のないこの横型デザインになり、WEBで見たときは「なんだこのかっこ悪いカメラは!」と思ったものですが、店頭でデモ機を触ってみて、すっかりやられてしまい、文字通り本当の意味で衝動買いしてしまいました。そのくらい相性が良かったカメラです。
 なんと言っても300万画素x2のハニカムSR素子が生み出す快調豊かな画像は6700zとは雲泥の差。当時、暗いところに弱い低感度機が多かった中で、基準感度がISO200〜1600対応という高感度仕様だったのも、手ぶれが防げて非常に大きなポイントでした。コンパクトで野暮な外観のボディでありながら、RAW記録にも対応し、マニュアルモードまで備えたかなり通な仕様のカメラです。
 その後、2005年になってデジタルカメラ業界を震撼させた同時多発CCD不良問題に当たり、一度CCDの交換を受けています。途中に何度か他機種に浮気しながらも、結局このカメラに戻ってきてしまいました。最終的に引退させたのは2006年末。実に3年にわたり使用しました。えっ?たった3年かって? 私にしてみたら奇跡的に長いです(A^^;
 このカメラだけはその後手放さずに今でも持っています。電池がダメになり互換電池を買っていつでも稼働できる状態にしてあります。実は昨年もメインのコンパクト機を無くしてしまって、次のを買うまでの間はこのカメラを使っていました。このブログの記事にもその写真は使ったりしています。そういう意味では7年越しで一応現役です。

 FUJIFILM FinePix F700(2009年3月6日)

Nikon CoolPix 8400


 このカメラの発売は2004年秋。F700を手にしてから1年しか経っていません。神機といいながら結局すぐに別のカメラにてを出してたわけです。浮気した理由は、何といっても24mm相当からというレンズスペック。高画素化もさらに進んで800万画素となっていました。バリアングル液晶を採用し、アクセサリーシューもついてるなど、当時のニコンのCoolpixのハイエンド機で、サイズ的にかなり巨大なカメラでした。
 センサーサイズは2/3インチ、レンズもワイド端の開放F値が2.6とそこそこだったのですが、基準感度がなんとISO50まで下がってしまい、昼間の屋外専用カメラでした。もちろんフラッシュも内蔵していますが、低感度ではスローシンクロもままなりません。しかも一つ一つの操作に対するレスポンスが遅く、見かけどおりの鈍重なカメラでした。オールラウンダーではなく、特定の目的に特化したスペシャルカメラだったのかもしれません。
 それに、バリアングル液晶もこの時代の暗くて小さな液晶画面ではあまり便利さを感じませんでした。私自身がそういう写真を撮らないということの発見にもなりました。アイレベルで水平垂直の出た基本に忠実な構図が好きなんですよね。もちろん、これは好みの問題でもあります。
 使用期間はわずか数か月だったと思います。手放すと決めたら処分。現行機種である間に中古買い取り店に持ち込み、結構良い値段がついた記憶があります。さすがはニコン。

Panasonic LUMIX LX-1


 CoolPix 8400を諦めてからまたしばらくFinePix F700を使い続けていたのですが、そのF700がCCDの故障でまともに写真が撮れなくなってしまいました。当初これが大規模リコールに発展する問題だとは知らずに、すぐに買い替えを決意。それが2005年の秋。F700並のプレーンでかゆいところに手が届くカメラを探し、自分でも意外なことにLUMIX LX-1にしました。現在のLX-5まで続く、LUMIXシリーズのフラッグシップ初号機です。これも私に取っては唯一のPanasonic機となっています。
 800万画素の1/1.65インチCCD、28mm相当F2.8からの明るい4倍ズーム、マニュアル機能にマルチアスペクト、そして光学手ブレ補正などなど。現在の基準からみてもそれほど見劣りしない高スペックなコンパクトデジタルカメラです。
 が、このカメラは1ヶ月くらいで手放してしまいました。というのもF700が無償修理可能であることがわかったため。F700よりもLX-1のほうが2年も新しいカメラなのですが、この時点ではF700が延命できるならLX-1よりもF700のほうが良いと思えたのです。Coolpix8400の経験もあったので、手放すなら新しいうちの方が何かと良いはず。
 いろいろな経緯をたどったものの、気に入って使ってくれる人が現れたのでその人に売却。今はもう稼働してないようですが、その後比較的長いこと使ってもらえたようです。現在でも現役で使って頂いてるようです。

RICOH Caplio R5


 R2あたりからリコーのデジタルカメラはずっと気になっていたのですが、なかなか手に入れる機会がなく、ようやくこのR5で初のRICOH機を手にしました。2006年11月発売でその翌月あたりには手に入れてたと思います。その冬のスキーで初めて使った記憶があります。720万画素のCCD、28mm相当からの7.1倍ズーム、手ブレ補正付きで、リコーお得意の1cmマクロもアリと、ツボを押さえたスペックでした。ちょっと厚みがありつつもコンパクトなボディ、そしてなにより電池の持ちが非常にいいことが気に入りました。冷えるスキー場で一日中使っても、電池残量は一目盛も減りません。2泊3日くらいなら充電無しでいけてしまうほどでした。
 最初に手に入れた個体は電源ONに時々失敗する不具合があり、すぐに新品交換に。その後はまったく問題なく、写りも気に入っていました。最終的にFinePix F700からようやく主力の座を奪ったのがこのカメラ。と言っても使用したのは1年半ほどでした。
 ワイド端で周辺光量低下が目立ったり、手ブレ補正の効果がほとんど分からなかったりしましたが、私の使用用途には十分に応えてくれたいいカメラでした。翌2008年の冬に大雪の降る中で使ったためか、レンズカバーの開閉機構が壊れてしまい、修理に出しました。もちろん有償で。そのくらい気に入っていましたが、新世代のカメラが使いたくなり、最後は下取りに出してしまいました。

 RICOH Caplio R5(2006年12月27日)

RICOH Caplio R8


 R5の後継機として2008年の夏に買ったのがCaplio R8です。Caplioは半年ごとに新機種が出ていたので、2世代飛ばして3世代ぶりということになります。ずいぶん我慢したつもりでしたがR5を買ってから1年半弱しか経っていませんでした。ボディのデザインも2世代進んで一新していますが、高倍率ズームなどの基本的な特徴はR5と変わりません。ただしCCDが10Mピクセルになり、高感度に強くなり、ボディ外装や動作音などが洗練され高級感が増し、操作性がよくなりました。しかし...
 このカメラはわずか3ヶ月ほどですぐに手放してしまいました。と言うのは、高感度撮影時に変な固定パターンの縞々が写るから。その辺のいきさつは以前のブログに書きました。
 一度修理に出したものの、この縞は仕様だと言われてしまい、結局ユニット交換はしてくれて現象は出なくなったものの、あのノイズが「正常の範囲内である」というRICOHの姿勢が納得ができず、カメラとして信頼できなくなってしまったので、売り払ってしまいました。いいカメラだったんですけどねぇ。

 RICOH R8(2008年7月25日)

COOLPIX P6000


 思えばこの頃が一番カメラというか写真に対する情熱が薄れていた頃かも。デジタル一眼レフのD70sも手放して持っていませんでしたし。しかし「カメラなんて携帯電話だけで充分」とまで割りきることもできず、ブログやってるし何か1台持っていなくては、と思っていました。と言う割りには色々と好みや要求が厳しく、どうにもコレだと思えるカメラがありません。いやあったのですが、目につくのはリコーのカメラばかり。しかしR8の問題があってから一度リコーから離れようと決心していたので、涙をのんで見て見ぬふり。その結果これならどうだ!と手にしたのが久しぶりのCOOLPIX。しかもフラッグシップ機です。
 明るいレンズ、しっかりしたボディ、ダイヤルオペレーションでRAW撮影も可能など、どことなくニコンの一眼レフを彷彿とさせる操作性。思ったほどサイズも大きくありません。そしてなぜかこのカメラにはGPS機能が搭載され、そればかりかLAN端子(RJ-45)までついていました。
 基本機能は気に入ったのですが、やっぱりダメだったのが人工光源下でのホワイトバランス。リコーや富士フイルムのカメラを使っていた時にはあり得なかったほどのひどい写真が撮れます。マニュアルで対応できる範囲は良いのですが、設定戻し忘れなども多発。使っていてやはり信頼できずにイライラすることの多いカメラでした。屋外では全く問題なかったのに。
 一方でGPS機能はコールドスタートにものすごい時間がかかり、ほとんどジオタグが記録されません。また私自身その使い道を理解していなかったという面もあります。LAN機能に至ってはPCと接続するものではなく、インターネット上のストレージサービスに直接アップロードするためのもの。それもものすごく時間がかかったり、エラーで中断されてしまったり、あまり使い勝手は良くありませんでした。
 しかし今考えれば、GPS機能にしてもネットワークサービスへのアップロード機能にしても、時代の最先端のコンセプトを持っていたカメラだと、今さらながら理解しました。うまく消化できていなかったですし、役に立たなかったことに変わりはなかったと思いますが。
 結局このカメラも数ヶ月で絶え切れなくなり手放してしまいました。さすがにニコンの最新上級機だけあって、なかなか良い値段がつきました。

 COOLPIX P6000 3ヶ月インプレ(2008年12月25日)

Optio W60


 COOLPIX P6000に追加してもう一台買ったのがこのカメラ。2008年の年末のことです。ずばり用途はスキー場で使うため。P6000はスキーウェアにぶら下げて雪の中で使うには、高級機だし大きいし重たすぎます。なので小型軽量でしかも防水なこのカメラをスキー専用として使うことにしました。モデル末期でもあり、お値段も1万円台とお買い得でした。あまり難しいことは考えずに機能だけで選びました。ちなみにこれが私にとっては初のOptioであり、初のPENTAX製品でした。
 目論見の通りスキー場では大活躍。フラットなボディで可動部が少ないというのは本当に便利で扱いやすいです。雪まみれになっても安心ですし、特に思い入れがあるわけでもないので、ガシガシ使い倒せますし。写りに関しても日中にスキー場で使う分には問題なかったのですが、このカメラは高感度に非常に弱く、手ぶれ補正もなく、そしてCOOLPIXほどではないですがやはり人工光源下でのホワイトバランスはひどいものでした。
 そこそこ気に入って使っていたのですが、結局その後のカメラ整理の際に処分してしまいました。今となっては惜しくはないですが、なかなか良いカメラだったと思います。

 Optio W60 1.5ヶ月インプレ(2009年2月12日)

GR Digital II


 そうして結局戻ってきてしまったリコー製品。しかもGR Digital IIです。私は初代のGR Digitalが出たときに、ずいぶんこのカメラに否定的な感想を持ったものですが、結局欲しくなってしまいました。手に入れたのは2009年の春。この時すでにこのGRD2もモデル末期で、お値段が3万円台と、かなり安くなっていて思わず衝動買いしたというのが真相です。
 さすがにリコーが本気で造ったカメラだけあって、レンズ性能はもちろん、あれこれ考えて作品撮りができる本格的なカメラであり、GR-1のコンセプトは確かに受け継がれていたと思います。ただ目の前にあるものを綺麗に撮る、というだけではなく、写真を撮る楽しさを久しぶりに思い出させてくれたカメラです。やっぱりリコーのカメラは良いなぁと思ったものです。
 が、当初は初期トラブルにかなり悩まされました。片ボケしたり、AFが画面左側にしか合わなかったり、果ては猛烈にS/Nが悪かったり。何度か新品交換してもらってようやくまともな1台を手に入れました。
 しかし、このカメラのおかげで写真熱が再び燃え上がり、そのごデジタル一眼レフ(PENTAX K-7)を再び手にするようになったため、出番が急激に減ってしまいました。いや、一眼レフを持ち出すまでもない場合などに使うコンパクト機として使っていれば良かったのですが、なんというか、気軽に使おうとするにはあまりにも(精神的に)重すぎる、このカメラはやっぱり本気で使うことを要求しているような気がして...。
 ということで、勿体ないことにこのカメラもいまはもう手元にはありません。でも、機会があればGR Digitalはまた手にしたいなぁと最近は改めて思います。

 RICOH GR Digital II(2009年2月21日)

FinePix F70EXR


 デジタル一眼レフで写真を撮るようになってから、コンパクト機に求めるものがまた大きく変わりました。いつでも鞄に入れておいて(写真撮影的な意味での)オフで気軽に使えるカメラが欲しいなと。もちろんスキー場でも使います。なのでGRDは本気すぎるし、W60は普段使いには性能的に厳しい、ということでこれら2機種に変わるカメラとして、新たに買ったのが久しぶりのFinePixでした。
 こんな小さなボディで10倍ズーム搭載。富士フイルム独自のEXR CCDで手ぶれ補正付き。そしていつの間にかFinePixも普通にSDカード仕様になっていました。店頭のお値段も2万円を割っていてかなりお買い得。しかも桜のような薄いピンク色のボディがとても気に入ってしまいました。
 で、使ってみて「さすがFinePix!」と思ったものです。操作感も写りもとても好みで、非の打ち所がありません。しかも小型軽量で綺麗なボディカラー。持っていて、使っていてとても楽しいカメラでした。
 というほど気に入っていたのに、購入してからわずか半年。アメリカ出張に持って行った際に現地で紛失してしまいました。改めて買い直そうと思ったのですが、すでに後継機のF80EXRに代わっていたものの、高画素化したEXR CCDがかなり微妙な写り。しかも薄いピンク色のボディがラインアップされておらず。だったらいいや、ということでパスしてしまいました。

 F70EXRの描写性能(2010年3月6日)

CX3


 そしてまたまた戻ってきたRICOHのカメラ。やっぱりこれでしょう、ということで4台目のRICOH機です。CXシリーズへと名前は変わったものの、Rシリーズの流れを汲んだ高倍率ズーム機。RICOHのボトムラインのシリーズですが、GRDほどではないもののある一定のブランドが確立されていて、結構お値段は高かったと思います。
 それなりに大柄なボディでしたが、上手く機能がまとまっていて使いやすいカメラでした。裏面照射CMOS搭載で高感度にも強く写りも充分。ADJボタンなどR5から変わらぬ操作性をもち、ISO感度や露出補正なども簡単にできるあたり、気軽に使うコンパクト機とはいえ痒いところに手が届く使いやすいカメラで、やっぱりRICOHは良いなぁ、と気に入っていたのですが...。
 手に入れて3ヶ月くらいしてから、落下させてしまいました。1回だけならまだしも、3回連続で立て続けに。何とか動くようでしたが、筐体の角がめくれ上がって、ガバガバになってしまいました。いくら動くからと言ってこんなカメラを使い続けるつもりもなく...。かといって修理というわけにも行かず。残念ながらそのまま捨ててしまいました。えぇ、もちろん気持ちの上で。実物はまだどこかにあると思います。

 RICOH CX3(2010年6月5日)

COOLPIX S5100


 CX3を失ってからしばらくコンパクト機を持たずにいましたが、やはりそうも行きません。2ヶ月くらい考えてからようやく買ったのが、再びニコン。しかし今度は高級機ではなく、普及クラスの安くて小さなS5100という機種です。これが何の特徴もなさそうな普通のコンパクト機なのですが、結構ツボを押さえているのです。光学手ぶれ補正、わりと明るいレンズ、超小型超軽量。そしてお値段もかなり安かったと覚えています。高感度にも強く、人工光源下のホワイトバランスも以前と比べるとそれなりに改善は見られました。
 あまり拘りを持って使うという機種ではなく、実用性に徹している分だけむしろ長く使えそうだな、と思っていたのですが、シーズン初めてのスキーで安比高原に持って行ったとき、思ってもみなかった大雪の中で使ったら、液晶パネルが一発で壊れてしまいました。壊れたと言ってもまぁ、大体のところ何が映っているのか分かる程度だったのですが、何というか、これもこのまま使い続ける気力が失せたというか何というか。これもまたそのまま死蔵してあります。

 COOLPIX S5100使用感(2010年10月30日)

Optio W90


 スキーシーズンともなるとどうしてもコンパクトカメラは必要になります。ということでS5100を壊してからすぐに仕方なく買いました(^^;。2010年に買う4台目のコンパクト機です。で、仕方なく買うスキー用としては、やはり防水のカメラが良いかな?と。昨年あたりからは防水のカメラも流行ってきて、各メーカーから意欲的な製品が出てきましたが、やはりここは老舗のPENTAXでしょうと言うことで、W90にしてみました。以前使っていたW60の2世代あとの後継機とあって、使い勝手には慣れています。
 W60に比べると耐衝撃性も加わって、よりヘビーデューティ対応となっています。それ以外のカメラとしての性能はほとんど変わりません。電子式の手ぶれ補正が撮影時に使えるようになったり、顕微鏡モードがついたりしたくらい。高感度に弱く、人工光源下でのホワイトバランスがイマイチなところもほとんど同じ。でも、スキー場ではやはり威力を発揮しますし、綺麗に撮れます。吹雪でコントラストがほとんどないような風景でも、見た目なりに撮れるところなども良くできています。
 一度腰くらいの高さからコンクリート場に自由落下させましたが、流石にまったく問題なく、傷一つついていません。うむ、うっかり屋の私には、実は一番ピッタリなカメラなのかも。

 Optio W90(2011年1月3日)

 ということで、現役なカメラはOptio W90です。稼働状態で残っているのはFinePix F700だけ。あ、あとGR-1も。壊れたまま死蔵してあるのがCX3とCOOLPIX S5100。あとは全て手元にありません。
 W90はスキーには良いのですが、やはりその他の用途、特に飲み会のテーブルフォトには全くと言っていいほど使えません。なるべく一眼レフを使おうとしているのですが、荷物の問題や場の雰囲気からしてそうも行かない場合も多々あります。やっぱりちゃんとしたコンパクト機はほしいですよね、ねぇ? と、またむずむずと虫が騒いでいるところです。
 もはや「買いません」宣言は誰も信じてくれないのでしないことにしました(A^^;;