酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

焼肉の日2011(2日目) ポッサムチプ

 8月28日は焼肉の日イブです。大阪から戻ってきた私たちが降り立ったのは神戸駅の一つ先、兵庫駅です。今宵の会場は毎年驚くような質と量の焼肉を出してくれるポッサムチプ。3日間の焼肉の日宴会シリーズの中で一番楽しみにしていると言っても過言ではありません。さて今年はどんなお肉が食べられるのでしょうか。

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 乾杯のビールは生ではなくて瓶ビール。しかもキリン秋味です。そうそう、毎年ここでその年初の秋味を飲むんだった。へぇ、もう秋味出てるんだね、とおきまりの台詞をつぶやきつつ。それほど広くない店内はぎゅうぎゅう詰めの満席で30人近い焼肉付きが集まったようです。

 今年のお肉は九州産の野崎牛とのこと。しかも買い付けたのは半頭分で約160kgだとか。ポッサムチプの宴会は今年2回開催されるそうなので、1回あたり80kg。30人参加とすれば1人あたり約2.7kg! マジですかそれ! 昼間に大阪で食べ過ぎちゃったかも...。

 ちなみに、以下に紹介するお肉は今回出てきた全てではありません。一部カットしております。

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 まずやってきたのはウチヒラの和風ユッケ。ポッサムチプさんではこういった感じの実に独創的なお肉料理が出てきます。特に生肉のアレンジはすごいです。そして超絶に美味いのです。

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 そして、ハート、ツラミ、サガリのマリネサラダ。えっ?と聞き返してしまいました。サラダだと? マリネだと? どう見ても生肉なのですが、確かにアボガドが混ざっているし、かかっているのはドレッシング。食べてみれば不思議とサラダの味。

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 はい、これは定番の生レバー。最近の牛肉への風当たり、特に生肉への世間の風潮などどこ吹く風とばかりに、神戸では平気で生肉、生レバーが出てきます。もちろん、安全性にも味にも自信があるからに違いありません。

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 秋味を開けてしまったら、早速マッコリへ。昨年愕然としたのですが、このお店では生マッコリの決定版とも言える、虎マッコリが飲み放題なのです。東京では虎マッコリを置いてる店はなかなか希少ですし、あったとしてもかなりの高額。それがここでは飲み放題! すごい、別の国みたい。

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 いやいや、何でしょうね、これ。ミスジの炙り寿司です。上に乗っかってるのはどう見てもキャビア。ミスジの下には生茄子。そしてうっすら赤い色をしたご飯。これが本当に美味いのです。茄子の食感、お肉はとろけて肉汁が口の中に広がり、最後はご飯の旨味が後味として残って、全てがスッキリと胃の中へと綺麗に流れていきます。こんなもの食べたことありません。

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 怒涛の生肉攻めのあと、ようやく焼き物が出てきました。これはもはや定番のタン塩です。スダチが乗っかっています。このまま片面焼きで頂きます。

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 一枚のステーキ肉のようですが6個に切れています。この肉は"イチボの山椒一味がけ"だそうです。肉厚で美しい霜降りのピンク色。バナナ型も美しいです。

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 てっちゃんです。赤身のお肉が続いたところで、ちょっとリセット。歯ごたえと脂の旨味が喉の奥に染み入ります。

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 一見地味なこのお肉。"ブリスケ"というものだそうです。きめの細かい上品な色合い。ところで、今宵は野崎牛と同時に"醤油"がテーマ。お肉に合わせていろいろな醤油が出てきます。醤油で食べる焼肉。このブリスケもワサビが添えられています。そして出てきた醤油は再仕込み醤油という、真っ黒なとても濃い醤油でした。う〜、美味い!

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 そして時折出てくる野菜。と言ってもすべてキムチ漬け。白菜ではなくて枝豆だったりオクラだったり、この写真のようにアスパラだったり。お肉だけでなく野菜にも創意工夫がされています。しかしゲテモノではなくて、どれも美味いのです。どうしてこれが普及してないのかと不思議なくらい。

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 見た目に美しいですよね、これ。"マルシンの大葉生姜梅のせ"です。片面焼きで、と言うことなのでしょうか。我々は一度お肉だけ焼いてから、大葉と梅肉を伸せ直して食べてみました。もちろん、これにも専用のお醤油が出てきます。

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 はい、何か来ました。ポッサムチプと言えば、こういう迫力で攻めてくるお肉も特徴です。と言っても、これはまだ盛り方の妙といったところ。真ん中で縦に積まれているのが"かいのみ"、周囲に花びらのように広がっているのが"薄切りカルビ"です。

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 さらに追い討ちをかけて変なのが来ました! くら下火肉山! 巨大で分厚い1枚肉をグルッと巻いてあります。以前はこういうイベント時専用のスペシャルメニューだったそうですが、最近はレギュラーメニューにも乗っています。ものすごくフォトジェニック。

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 で、これを広げて網に乗っけるとこういう状態。ほとんど網が埋まってしまいました。凄いですねぇ。焼きながらチョキチョキハサミで切って、一口サイズにしていきます。意外にすぐに焼きあがります。が、これだけのお肉が一気に焼きあがるわけで、ぐずぐずはしてられません。
 なんか、目の前の光景に惑わされてお肉の写真しか撮っていませんが、このお肉と同時にエゴマの葉っぱと梅肉が一緒にやってきました。巻いて食べると猛烈に美味いです。

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 そしてようやくホルモン盛り合わせまでたどり着きました。ここまでくればもうお肉は終了かな? コテツ、アカセン、ハチノス、タケノコ、ミノ、チレ。若干ここまで来ると苦しくなって来ましたが、頑張って少しだけ食べました。特にハチノス、美味いですよね。

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 以前は〆の炭水化物も凝っていて、石焼牛筋カレーとか巨大なバーガーとか出てきたものですが、今回は普通に冷やし茶漬けです。いや、これだって野崎牛が入っていてかなり手が込んでいますが、見た目のインパクトは普通。冷たいお茶漬けってのも美味しいですね。夏にピッタリです。

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 ちゃんとデザートまで用意されていました。ソフトクリームのかき氷乗せ。肉汁まみれになった口が爽やかに。もちろん肉の旨味の思い出はそのままに。

 その後はお酒を飲みつづけ、狂乱の歓談タイム。いつの間にか時間は23時近くになっていました。そろそろ本日の宴会も終了です。ポッサムチプの焼肉には本当に毎回驚かされます。お昼に食べ過ぎた感がありましたが、今回もギリギリ最後まで乗りきれました。

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 この日の日付は8月28日。間もなく日が変わって2011年の焼肉の日になります。ということで、翌日に続きます


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