酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

驚愕のナノ一眼体験イベント

 このやや大げさなタイトルは私がつけたのではなく、今回レポートするPENTAX Qの先行体験イベントの公式な名称です。先月発表になったPENTAX Qの発売は8月上旬と思われていたのですが、予想より大幅に遅くなり、レンズキットが8月31日、ダブルレンズキットは9月中旬と発表されました。ということで夏休みには間に合いそうにありませんが、先行体験イベントが新宿の高島屋の片隅でこの週末2日間限定で行われています。

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 発売が大分先になってしまったのは残念ですが、今日はちょっと暇もあったので一足先に体験してみようと、新宿まで出かけてきました。
 高島屋タイムズスクエアがどこなのかは分かっているものの、さてその中のどこにイベントコーナーがあるのか分からず、ちょっと迷ってしまいましたが、一階の入り口前に無事に到着。屋根も壁もあり日差しはないのですが、建物内ではないので、エアコンが効いていません。この暑さの中で対応している説明員のみなさんは大変かと思います。

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 フリー体験コーナーと呼ばれる丸いテーブルがいくつかあって、それぞれにPENTAX Qが数台ずつおいてあり、自由に触ることができます。Tシャツを着た説明員の方もたくさんいて、いろいろ教えてくれます。SDカードスロットは封印されていますが、シャッターを切ることができ、撮影した直前のカットは再生してみることができるようになっていました。

 さらに一番奥にはカウンターが用意され、一人につき一人ずつ説明員がついて、より詳しい説明を受けながら触ることができ、いろいろなレンズも試すことができる商品説明コーナーがありました。順番待ち行列ができていましたが数分待ち程度だったようです。

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 フリー体験コーナーでいよいよPENTAX Qに触れてみます。ホワイトボディで単焦点レンズがついていました。コンパクト機かと思うような小さなボディなのですが、なぜか私は無意識のうちに光学ファインダーを覗こうとしてしまいました。何というか、これはレンズ交換式の本格的カメラだという先入観があるためかと思います。
 電源は小さな押しボタンでON/OFFします。レンズの繰り出しなどがないのでほぼ無音(わりと騒がしい場所だったので本当のところは分かりません)無振動でひっそりと起動します。特に待たされる感じはありません。
 テーブルの上に用意されたカラフルなオブジェにカメラを向けてみましたが、ファインダーで見る限りF1.9開放でそれなりに近づけば、そこそこボケも得られるようです。AFについてはあまり気にしていなかったのですが、特にあれ?と思うようなこともなく、合焦していたと思います。 
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 レンズも外してみてもいいと言われたので、外してみました。赤いフィルターの奥に1/2.3インチのCMOSセンサーが見えます。フランジバックは一眼レフに慣れた身からすると、信じられないくらい短く、これではすぐにゴミがついたり、うっかりして何かでつついてしまいそう。ゴミについてはDRIIがあるので大丈夫だと思いますが、どのくらい効くでしょうか?

 液晶モニターも見やすく、操作系もPENTAX機に慣れていると特に戸惑うことはありません。しかし、最初手にしたカメラは「ハードモノクローム」に設定されていて、メニューを開いたり、ダイヤルを回したり、グリーンボタンを押したりしたものの普通のモードに戻す方法が分からず、説明員の方に早速質問してしまいました。ボディ前面のクイックダイヤルを回せば良いそうです。なるほど、これがPENTAX Qで初めて搭載されたスマートエフェクトなのね。初めてだから分からなかったよ...(^^;

 このカメラを触っているとき、液晶画面左隅にオレンジ色の温度計マークのようなマークが点灯していました。コレなんですか?と説明員の方に聞いたところ、何ですかねぇ?と言いながら説明書を開くも不明。どなたか詳しい人に聞きに行ってくださった結果、これは高温警告だとのこと。それでも普通に動いていましたが、もしかしたらこの状態で動画撮影などはできなかったのかも知れません。高温環境下でずっと電源いれていじられまくってるのだからカメラも大変ですよね。

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 次は別のテーブルでブラックボディ+ズームレンズを触ってみました。ズームレンズでもそれほど重たくはありません。ボディは思っていた程度に小さく、手にした感触もかっちりしていて200g強という数字よりはずっしり感があります。マグネシウム合金ボディのおかげで質感はかなり高いと思います。

 ただし小さなボディに一眼レフと同等の操作系を詰め込んだためか、各ボタン類はかなり小さめ。それでも私個人的には操作しにくいと言うことは無かったですが。あと、シャッターボタンがものすごく高くてちょっと戸惑いました。しかもストロークは浅くてかなり軽め。他のボタンと間違わないようにわざと高くしてあるのでしょうか。

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 気になっていたフラッシュポップアップも試してみました。なお、フラッシュは必ずしもポップアップしなくても使えます。レンズや使用用途、状況に応じて使い分けられます。で、このポップアップはもちろんスイッチ操作によるマニュアルなのですが、気になっていたのはどんな風に飛び出すのか?という点でした。
 で、実物触って分かったことは、単純なバネ仕掛けで勢いよく飛び出す、ということ。初めてだとちょっとびっくりします。特にダンパーなどを使って、むにゅ〜と動くようにはなっていません。分かってはいたけどちょっと残念(A^^;

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 K-5と並べてみました。慌ててiPhoneで撮ったのでイマイチわかりづらい写真だと思いますが。とにかく、本当に小さいです。一番上に貼った写真のように、私の手でもすっぽりと手のひらに収まります。

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 現時点で発表されているQシステム。フリー体験コーナーには標準単焦点とズームしかなく、魚眼やトイ風レンズは触っていません。奥の商品説明コーナーにはあったのかも知れません。あと光学ファインダーも。個人的にはライブビューカメラにわざわざ光学ファインダーつけるのは嫌いなので、特に興味はないのでいいのですが。

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 壁にはたくさんの作例写真が。スマートフィルターをかけて撮った写真が多く並んでいましたが、普通にフィルター効果無しで撮られた写真も少しだけありました。
 ここに並ぶそれほど大きくはないプリントや、フリー体験コーナーで撮影したカットを背面液晶で再生し、拡大もしてみましたけど、それらを見る限りでは画質的に十分以上だと感じました。しかしコレばかりは自分で撮ってみないと何とも言えません。

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 会場でもらってきたもの。通常のA4版のカタログとQ実物大サイズの小さなパンフレットは配られていました。最近あまり見かけなくなった液晶画面クリーナーは、アンケートに答えるともらえます。上に貼った写真にも写っていますが、このクリーナーは会場においてあったPENTAX Qに取り付けられていました。まるで携帯電話のよう。そういえばコンパクトカメラにこういうクリーナーつける、っていう感覚はなかったですね。なるほど、こういう使い方もありなのか。

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 会場ではできなかったのですが、Q原寸大のパンフレットとiPhoneを並べてみました。事前の噂通り長辺の大きさはQの方がずいぶんと小さいようです。短辺はホットシューの出っ張りまで入れるとiPhone4とほとんど同じ。もちろん厚みは圧倒的にQの方が大きいはずです。


 さて、結論を出すのはまだ早いですが、実物を触ったらやっぱり少し欲しくなってしまいました。微妙に思われたデザインもあまり気になりません。むしろカクカクしていて格好いいかも?と思えてしまったり。それにどっちかというとブラックと思っていたのも、いやホワイトも良いなぁとか。実物触るってのはやはり重要ですね。ズームレンズはイマイチ牽かれるものを感じませんでしたが、単焦点レンズは良さそうです。あとは実写次第でしょうか。

 この体験イベントは明日まで新宿高島屋で行われています。残念ながら一眼レフの時のように、全国主要都市をまわるということはしないようです。東京近郊の方は是非!