酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

ニセコ 2010-2011(4日目)

 3日目からの続きです。明けて4日目はいよいよ最終日です。体の疲労はかなり溜まっており、朝起きるのが大変でしたが、外を見てみればとても良い天気。荷物をまとめてクロークに預け、チェックアウト。ウェアを着てヘルメットを被り、スキーを手にゲレンデに立ってみれば、疲れのことはすっかり忘れていました。

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 この日はさらに天候が回復しリフトの運行も問題はなさそうです。空は雲が流れているものの青空が見えています。この4日間で一番良い天気、いや、過去のニセコを訪れた中では一番良い天気が期待できます。
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 実は毎日そうだったのですが、ヒラフゴンドラに乗る前には一度キング第一ペアに乗って、準備運動を兼ねた足慣らしをしていました。この日はそのキング第一ペア横のフリーライドパークで、大きなキッカーを飛んで、エアの技を競うも大会のようなものが開かれていました。参加者はみんなアマチュアらしく、100人以上が参加しているようで、私がリフトに乗っているわずかな間にどんどん飛んできました。音楽がかかり実況アナウンスがあって賑やかだったのですが、その実況がなかなか辛口でおもしろかったです。飛んでる本人は凹んでしまいそうでしたけど。

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 リフト券はグランヒラフと花園エリアのみの5時間券を購入。この日は再び花園方面に行ってみることにしました。その途中ヒラフゴンドラを下りたすぐ横にある見晴らしコースの入り口が気になりました。少しハイクアップしないと入れない、ブラックダイヤモンドなコース。行ったことないので気になっていたのですが、このわずかな上り坂と、未知のコースに怯んで入る勇気がありませんでした。来年以降の課題にしたいと思います。

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 一度山頂まで上がってみてから、花園方面へ。花園第三クワッドに初めて乗って羊蹄サンセットコースにやってきました。まっすぐな幅広の斜面は、私の大好きなタイプのコース。斜度があって厳しい滑り応えのあるコースですが、それでも雪質が良いためか、とても滑りやすい斜面になっていました。この分だと、どのコースに行っても期待できそうです。

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 花園ゲレンデの中腹は、白樺の木が所々にある広い緩斜面になります。ここは斜度がなくてつまらない... なんてことは全くありません。広い広い平らなゲレンデは、とても開放感があって滑っていてとても気持ちいいのです。一方で"レジェンドオブシンヤ"と言う名の(シンヤって誰だろう?)やはりブラックダイヤモンドなコースも行ってみました。30°の不整地斜面はかなり手強いです。

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 花園エリアは広いゲレンデなので、所々まだピステン痕が残っていました。この手のフラットなバーンではフルロッカーなKIKUは、何もしなくてもバタバタと暴れますが、そんなの関係ありません。その安定感の少なさを逆手にとって、くるくる意味なく回ったりして遊んでしまいます。

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 お昼はやはりHANAZONO308へ。ゲレンデは空いているようでしたが、やはり天気の良い日曜日とあって、かなり混んでいました。で、この日は日本人らしくラーメンにしてみました。味噌味で豚の角煮が乗っています。作っているところを見ても普通のラーメンですし、麺もちゃんとしたラーメンなのですが、なぜかここで見ると何となく海外で見かける、ちょっと変なラーメンに思えてくるから不思議です。ちなみにラーメンは外国人にも人気あるようです。

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 昼食を食べ終えて外に出てみると、天気はよりいっそう良くなってきました。と言うより、正午を迎えて日差しが強くなってきたようです。レストハウスのあるベース付近は、日差しのおかげでニセコといえども雪は少し緩んできました。昨日まではなかなか見上げることができなかったアンヌプリ山の真っ白な美しい姿が、コース上から見られるようになりました。

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 そして花園ゲレンデの中腹にあったパークの入り口。麓の方も遠くまで見渡せるようになり、とても雄大な景色です。こんな中でキッカーを飛んだりしたら、とても気持ちいいだろうなと思います。いや、怖いか(A^^;

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 さて、そろそろ帰らないといけない時間が迫ってきました。が、先ほどから見えているきれいなアンヌプリ山の山頂を見ていると、どうしても再び山頂のコースを滑ってみたくなりました。ということで、今日もキング第五リフトに乗ってみました。

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 こんなちびっ子軍団もここまでやってきています。かわいいですが、すごい!

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 そしてリフトを降りて見下ろすと、すばらしいパノラマが広がっていました。羊蹄山はまだ雲をかぶっていますし、もっと天気が良い日はもっともっときれいなのでしょうが、どちらかというと天気に恵まれなかった過去のニセコスキーを思い出せば、この景色を見られただけでも十分ここまで来た甲斐がありました。

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 で、リフト降り場から真横にずーっと移動していくと、こんなゲートがあります。この先は管理区域外。さらにアンヌプリ山頂に向けてハイクアップした人たちも、このゲートの先の方へ滑り降りてきています。この藤原の沢ゲートの向こうは、ずーっと花園ゲレンデのベースまで管理区域外のオフピステが続いているようです。

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 ですが、そこもまた未知のエリアで調査が足りてないので、私はゲートを超えたすぐ脇のネット沿いに滑り、花園第三クワッド降り場脇のゲートまで滑ってみました。それだけでもそこはフカフカの柔らかいパウダーの世界です。すでにかなり荒れていましたが、そんなことは関係ありません。十分に深雪&ファットスキー(の初心者コース)を楽しめます。このゲートからずっと下の方まで続く未知のオフピステエリアは来年以降の課題にしたいと思います。

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 さて、名残惜しいですがそろそろ帰途につかねばならない時間。美しいアンヌプリ山に別れを告げて山を下ります。"ニセコひらふスキー場"のおなじみの看板も、今日は羊蹄山の山裾を背景に綺麗に見えています。日差しの強いこの日は山を下るに従って、雪質がどんどん変わっていきます。

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 スタート地点のキング第一ペア乗り場付近に戻ってきました。キッカーで行われていたエアの大会は決勝が行われていました。そこで空を見上げると... なにやら雲に虹のような色つきが見られます。最初はゴーグルのレンズのせいかと思ったのですが、どうやら彩雲が出ていたようです。写真に撮ろうとしたのですが、明るすぎるせいかうまく撮れませんでした。この一枚が唯一彩雲っぽさが写っていた写真です。

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 名残惜しいですが、4日間に渡る今シーズンのニセコツアーは終了です。最後にホテルの温泉に浸かり、汗を流した後、荷物をまとめ宅配便に出したら、行きと同様ほぼ手ぶらで帰途へ。17時前にヒラフを出発した、新千歳空港へ向かうバスの中から、最後の最後に羊蹄山が山頂まですべて姿を見せてくれました。

 パウダーの世界に少し足を踏み入れた今シーズンのニセコ。管理区域外も少しだけですが滑れたし、フカフカの分厚いパウダーも体験できてわざわざ板を買った甲斐もありました。来シーズンはもう一歩進んでみたいと思っています。



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