酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

さよならジャンボ

 "ジャンボ"ことボーイング747型機が日本航空で明日ラストフライトを迎えるそうです。日本航空の特設WEBページによると、明日の沖縄>成田便およびホノルル>成田便が最後になるそうです。
 日本航空のB747は1970年に1号機が就航して以降、世代交代を重ねながら40年間にわたって延べ110機以上が導入され、この間に日本航空は世界一のB747ユーザーとなりました。しかし昨年の経営破綻後、再建計画の一環として全機退役が決定されてから、わずか1年あまりであっという間に姿を消すこととなりました。

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2009年12月撮影、B747-446、JA8910

 多くの日本人を世界中に運んできたジャンボは、まるで経営悪化の象徴であるかのようにして、日本航空から追われていってしまいます。
 退役を惜しんで、これまで撮った写真の中から日本航空のジャンボの姿をピックアップしてみました。

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2009年8月撮影、B747-446、JA8912
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2009年11月撮影、B747-446、JA8918
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2009年11月撮影、B747-446D、JA8908
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2009年8月撮影、B747-446D、JA8908

 ここまでは比較的最近に撮ったものばかり。全て-400型機で明日のラストフライ機とほとんど同じ仕様ですが、調べてみたところこれらの写真に写ってる機体は、JA8918を除いてすでに昨年までに日本から去っているようです。中でも現役で空を飛んでいるのはJA8912のみ。他はすでにリタイアしているようです。

 個人的な思い出を言えば、物心ついて以降、数え切れないほどジャンボには乗った記憶があります。特に10年ほど前に良くアメリカに仕事で出かけていたときには、必ず日本航空に乗っていましたし、ごくわずかな例外を除いて機体はB747-400でした。最後に乗ったのは、恐らく3年前、ウィスラーにスキーに出かけたときかと思います。

 超大型機らしく、やはり機内が広くて乗り心地がいい飛行機でした。また、主翼や尾翼の形状や大きさなどなど、フォルムもとても綺麗です。一時期は「また747か... いつも同じでつまらんな」などと思ったこともありましたが、なんだかんだでとても好きな機体でした。

 大昔に撮ったフィルムの中にも、もちろんJALのジャンボは写っていました。鶴丸に赤青帯の懐かしい塗装。-400型がデビューする前なので、全てクラシック・ジャンボです。

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1988年10月撮影、B747-346SR、JA8187
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1987年3月撮影、B747-146B、JA8164
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1989年3月撮影、B747SR-46、機体番号不明
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撮影年月不明(多分1988年頃) B747SR-46、機体番号不明

 退役を悼んで黄昏れた写真が多いのは気のせいでしょうか。でもまだ全日空のジャンボは残っています。と言っても国内線を中心に11機が残るのみ。正式なアナウンスはありませんが、全日空からの退役も時間の問題とは思います。最後にもう一回乗ってみたい気はします。

 なお、一応調べたので記録しておくと、日本航空では延べ113機、40年間の運行において全損事故は2機。うち1機はテロによる爆破によるもので死者は無し。うちもう1機は1985年8月の御巣鷹山墜落事故で、これは512人という今でも単独事故としては最大の犠牲者を出した事故です。B747を惜しむと共にこの事故のことは忘れてはいけません。