酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

 東京は1ヶ月近く雨も雪も降らず、乾燥して空気が澄んでいます。おかげで昼間も夜も空が綺麗に見えます。冬らしく冷えた今日の帰り道で、ふと空を見上げるとほぼまん丸なお月様が見えていました。綺麗な月なら何度も見てきたはずですが、今夜は思い立ってカメラを向けてみました。今年は卯年ですし、月に棲むウサギさんの様子を写してみなくては。

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PENTAX K-7, SIGMA APO120-400mmF4.5-5.6, 1/250sec, F8.0, ISO100, WB: AUTO

 月齢は今日の22時時点で15.2ということで、ほとんど満月です。月はすでにかなり高く上がっており真上を見上げるような状態。空はスッキリ晴れ渡っていて澄んでおり、空気の揺らぎの影響もあまりなさそう。月の写真を撮るには条件の良い日ではないかと思います。また、月自体が十分すぎるほど明るいので東京の街明かりの影響もありません。

 月の写真を撮るにはある程度の望遠レンズが必要ですが、実はそれほど難しくありません。望遠鏡を使ったりして本格的に撮るのでなければ。それでも夜空を撮るわけだから、高感度性能やスローシャッターが必要な気がしますが、月はかなり明るいので、低感度のままでも十分に速いシャッターが切れます。つまり手持ち撮影が可能なわけです。むしろ正確な露出を測るのにちょっとコツが要ります。

 カメラはPENTAX K-7、レンズはSIGMA APO120-400mmF4.5-5.6を使いました。もちろん望遠端の400mmにセット。感度は最低のISO100で、絞りはF8.0で絞り優先オート。ホワイトバランスもオートのままです。測光はスポット測光に設定し、直接月の部分のみ測光。構図も何もないので、そのままど真ん中に月を置いてシャッター切りました。なので露出補正もしていません。

 ピントは地上の景色で無限遠を合わせたままフォーカスロック、手ぶれ補正はSIGMAのレンズに内蔵のものを利用しています。レンズが400mmな上に、後処理でトリミングしているので、シャッター速度1/250secとはいえ結構手ぶれします。37カット撮って歩留まりは半分くらいでした。RAWで撮影しLightroom3で現像。上の写真はかなりトリミングしています。多分800mm相当くらいになってるかも。

 月は意外に身近で簡単に撮れる被写体です。露出とピントをしっかり合わせて、あとは手ぶれさえ押さえられれば。って、この三つは写真の基本の中の基本ですね。いい練習にもなります。

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 何枚撮ってもほぼ同じ写真ばかりなので、今回のエントリーは珍しく写真は一枚だけにしておこうと思ったのですが... もう一枚貼ってしまいます。撮影後に思い立ってK-7ボディ内でRAW現像しデジタルフィルターをかけてみました。使ったフィルターは「パステル」です。意外に原型が残っていて、本物よりもウサギさんが浮き立ってきたように思います。うむ、これもなかなか面白いなぁ。と、それだけなのですが(A^^;

 月は変化のない被写体なので飽きそうですが、また思い立ったら、今度は満ち欠けした姿なんかも撮ってみたら面白いかもしれません。あるいは月蝕とか。というか、月蝕したら手持ちは無理かな?