酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

安比高原 2010-2011(2日目)

 1日目からの続きです。翌日の24日金曜日は一応平日です。どんよりと低い雲が垂れ込めて薄暗い朝を迎えました。軽い雪が舞っており、外の景色は昨日以上に真っ白に。夜の間にかなり大量の雪が降り積もったようです。風だけが心配ですが、これはもしかしたら素晴らしいゲレンデコンディションが期待できるかも!とワクワクしながら朝食を済ませ準備をして、外に飛び出していきました。

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 昨夜発表されていたとおり、この日からコースとリフトの運行が大幅拡大し、合計11コースが滑れるようになっていました。メインのゴンドラも動いていたので早速山頂に登ってみました。麓付近は風も穏やかでひたすら細かい雪が降っているだけでしたが、山頂付近はさすがに少し吹雪いていました。気温も昨日よりぐっと下がっているようです。

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 まずは山頂から全長5kmを超える長さのヤマバトコースを下ってみました。すると... どこを滑ってもふかふかの新雪に覆われているのです!恐らく夜中に整地したあとにどんどんと雪が降り積もったようで、場所によっては40cmくらいの深雪になっています。普通に立ってるだけでもブーツが隠れてしまうくらい。それが延々5kmに渡って続くのですから、これはもう溜まりません。今までに体験したこと無いような状況でした。

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 次に再びゴンドラに乗って頂上からザイラーゲレンデ方面へ滑り降りてみました。こちらはほぼ直線状の全長4kmに及ぶコース。出だしは斜度25°程度の斜面が延々と続き、次第に緩やかになっていきます。で、こちらのコースも完全に新雪に覆われています。しかもヤマバトよりも人が少なく雪の量も多いようです。滑走痕のないまっさらなパウダーがどこまでも続いているのです。

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 どこに行っても深いパウダーとは、願ってもないファットスキーデビューとなりました。今までの普通のカービングスキーでは雪に潜ってしまってどうにもならないような状況でも、幅広でロッカーのついたファットスキーならぐんぐんと滑っていきます。この浮揚感はクセになります。
 斜度があってスピードがある程度出ると、それなりにターンを切ることも出来るようになりました。ターンのたびにスキーが沈むと、自分の膝下で雪をかき分けている感覚を直接感じることが出来、自分が雪煙がを巻き上げながら滑っていくという状態を体感できます。そして体を斜面の下にまっすぐ向ければ、フワッとスキーごと体が浮き上がってきてスピードが増していくのです。これはチョー楽しい!


 このパウダーの様子を伝えたいと思い、動画をいくつも撮ったのですが、残念ながらどれもイマイチなものばかりでした。でもせっかくなので短いやつを一つだけ貼っておきます。なんだかよく分かりませんが、カメラを持ちながらずぼらに滑っていても軽く雪面を滑っていく様子が何となくはおわかりいただけるかと。でも、滑ってる本人のイメージ的にはこんな感じなのです。

 そんな感じで滑りまくっていたらあっという間にお昼の時間が近づいてきました。ちょうど疲れてきたところですし、休憩がてら一度麓まで戻ります。
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 お昼ご飯は過去二回と同様、今回も安比高原牧場のかまくらランチへ。予約をしておけばセンターハウスまでワゴン車で迎えに来てくれます。スキー場から移動時間はわずか5分。かまくらもしっかりと雪が付きほぼ完璧な仕上がりとなっていました。受付を済ませていざかまくらへ。この日から営業開始したばかりとのことでしたが、かまくら内にはすでにチーズ臭が充満していました。風は遮られますが、さすがにかまくらの中は寒いので、ウェアを着込んだままで食事です。

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 以前はチーズフォンデュとジンギスカンからメニューを選べたのですが、今年からジンギスカンに代わり、新メニューの海鮮ミルク鍋というのが始まったようです。ということで、今回は海鮮ミルク鍋を発注。せっかくなので白ワインも少々頂きます。
 鍋の具材はかに、海老、ホタテ、ムール貝、その他野菜類等々、ごく一般的な海鮮鍋ですが、スープが安比高原産の牛乳ベースとなっています。味付けはコンソメ系かな? その昔、豆乳鍋というのを食べたことがありますが、それに近い感じ。海鮮にとても合っていてとても美味しいです。〆はうどんで。これだったらご飯もありかと思いますが。

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 ミルク鍋を食べ終わった後は、スキー場に戻る前に牧場内の屋内動物コーナーを見物してみました。正直あまり期待していなかったのですが... いきなり小さな豚の赤ちゃんに出迎えられて萌えました。いつもは暖かいランプの下でじっとしているらしいのですが、人が来ると餌がもらえると思うのか、ブヒブヒいいながら柵へ近づいてきます。
 その他、ウサギ、山羊、羊、馬、大人の豚などなど、人なつこそうな動物たちがたくさんいました。小屋の中とは言え寒そうでしたが、動物たちにはちょうど良いのかな? 下の写真はこの牧場のアイドル犬です。犬は小屋ではなくてスノーモービル受付のログハウスの中でストーブに当たって暖まっていました。おやつは南部せんべいを食べるそうです。

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 再びゲレンデに戻って山頂へ。かなり風が強くなってきました。時折視界も悪化します。雪は相変わらず降り続いているのですが、さすがにコース上は多くの人が滑ったために荒れてきて、パウダーとは言い難い状況になってきました。それでも雪が乾燥していて軽いので、コブの山にぶつかってもはね飛ばされることはありません。いや、もしかしたらこれもスキーのおかげかも。柔らかい雪であれば、荒れたバーンでも浮力があるわりにズバズバと安定して滑っていけます。

 体力的にもきつくなってきて、そろそろ帰ろうかと思い始めた夕方前、この時間になってもほとんど荒れていないまっさらなコースを発見しました。第3リフトCの周辺にあるスキー専用コースです。ここはポールを立てたりして競技やトレーニングに使われるコースなのですが、さすがにこれだけ雪が降るとその面影はなく、膝までの深さの新雪に覆われたパウダーコースと化していました。時間が経過しているだけに朝よりもさらに深い雪。コース長もゆうに1km以上あります。深いパウダーをファットスキーで滑るのはとてつもなく楽しいのですが、激しく疲れます。名残惜しいですが体力の限界なので、この辺で今日のスキーは終了することに。

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 白樺ゲレンデに戻ってきました。雪が一段と強くなってきており、ナイター照明も点灯。昨日と比べても明らかにここから眺める景色は変わっています。
 本格パウダー初体験でお腹いっぱいで充実した一日に大満足だったわけですが、その楽しさは翌日もまた繰り返されることになります。その辺は次のエントリーで(^^;

 部屋に戻り、一風呂浴びてさっぱりしたら早くも夕食の時間です。

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 この日の夕食は焼肉です。シャトルバスに乗って安比グランド本館まで移動し、李朝苑という焼肉レストランへ。ここへは前回と前々回に安比を訪れたときにも夕食を食べたレストラン。美味しいので三度来てしまいました。

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 発注したメニューも過去2回と全く同じで、岩手山という名のコース。霜降り上タン塩、黒毛岩手牛の壺漬け上カルビ、前沢牛のサーロインステーキ、魚介類(海老、アワビ、烏賊)の盛り合わせという内容です。何度食べても美味しいです。国産の高級肉のわりにはお値段もびっくりするような値段ではありません。

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 ですが、お酒を少々飲み過ぎたようです。と言っても、ビール二杯にマッコリくらいしか覚えてないんだけどなぁ。飲んだお酒を覚えていないのはいつものことか(A^^; 美味しいお肉を食べるとお酒が進んでしまうのは防ぎようがありません。

 焼き肉を食べ終わっても雪はやまずに降り続いています。この分なら明日もまたいい雪が楽しめそうです。

 <3日目に続く>