酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

HP ZR22w

 PC2号機用に液晶モニターを買いました。これまでは1年半前に買った三菱のRDT204WMという、どちらかというとお値段重視で選んだモニターを使っていたのですが、PC1号機用に4年来愛用しているEIZO L997との画質の差があまりにも大きく「サブにももっと良いモニターを!」と我慢しきれなくなってしまいました。

 PC2号機には地デジTVチューナーをつけて、テレビ視聴&録画にも使っているので、動画性能も無視できないのですが、やはりPCモニターであるからには、静止画がきっちり映ることが前提です。L997にある程度見劣りしないとなると、やはりIPSパネルを使用した製品が欲しくなります。

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 その他の条件的には、設置場所に限りがあるのでなるべく小型であること。画面サイズは23インチは厳しくて、できれば22インチ以下。横幅だけでなくスタンドを含めた奥行き方向のサイズも重要です。そして思いつきの買い物でもあるので、お値段もなるべく安くなくてはなりません。
 で、ネットであれこれ調べて見つけたのがこのHP製のZR22wというモニターです。HPというか、PCの完成品メーカーのオプション品は死角でした。とはいえ、この製品はコンシューマー向けではなく、ワークステーション向けの業務用としてラインナップされています。が、普通にネットショップにも流通しており、個人で入手することも簡単にできます。

 画面サイズは21.5インチで解像度は1980x1080pixel。いわゆるフルHDといわれるサイズです。個人的にモニターは16:10のほうが好きなのですが、最近はフルHDの16:9が増えてきました。パネルはLG-Philips製のS-IPSパネルです。応答速度はGtoGで8msecと今時の液晶としては遅いほうです。また色域もAdobeRGBなどには対応せず普通のsRGBに過ぎません。

 その他、4ポートのUSBハブが内蔵されていたり、入力はアナログVGA、DVI-IとともにHDMIではなくてDisplay Portが付いていたりします。筐体の質感もよく、スタンドも上下伸縮、チルト、ピボットと可動部が多いものの非常にしっかりした造りです。

 さて肝心の画質ですが、これならL997と並べてもほぼ違和感ありません。輝度とコントラストは低めに設定して、簡易S/Wキャリブレーションしただけですが、色味色調、コントラスト感、ホワイトバランスなどなど、流石IPSパネルです。サブのモニターとしては十分過ぎです。

 ただしL997の日立製S-IPSパネルはしっとりと落ち着いて目に優しいのに対し、ZR22wのLG-Philips製のS-IPSパネルは、いわゆるIPS特有の粒状感というかギラツキがやや見られます。が、許容範囲ですのでそのうち慣れるでしょう。

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 TV視聴してみても応答速度の遅さについてはさほど気になりません。あまり真剣に見ていないと言うのもありますけど。それよりやはりIPSらしい視野角の広さは素晴らしいです。布団に寝転がって斜め下から見上げても、まったく普通に画面が見えます。前のモニターではこうはいきませんでした。実はこれが一番IPSの威力を実感した点だったりします。

 ちなみにお値段は直販価格で税込み\36,750です。私は別途、即納可能な通販専門のネットショップから\2,000ほど安く買いました。価格comの最安値では3万円強で売ってるところもあるようです。IPSパネルであることももちろんですが、筐体やスタンドの作りからしてもこの値段は驚異的に安いと思います。
 最近はPC用のモニターも高機能化してきて、超解像、倍速駆動、広色域対応、グレア処理、HDMI入力などなど当たり前になってきました。が、この製品みたいなプレーンで基本に忠実なモニターもありではないかと思います。