酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

FA31mmF1.8AL Limited (Black)

 魅力的な単焦点が多いPENTAXレンズの中でも、ひときわ特徴的で人気が高いのがこのFA31mmF1.8AL Limitedです。APS-Cデジタル一眼レフにつけると47.5mm相当の標準レンズとなります。フルサイズ対応の大口径レンズでありながら、サイズもコンパクト。非球面レンズや特殊ガラスをふんだんに使った贅沢な光学系により、シャープでクリアながらも柔らかい独特の描写性能を持ちます。

 しかしこのレンズ、なんと希望小売価格は16万円オーバーという超高値でおいそれと手が出せません。しかし、せっかくPENTAXを使ってるならいつかは... と夢に見るあこがれの存在でした。

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 それが... ある日とあるお店で中古の超掘り出し物を見つけてしまったのです。使用された形跡は全くなく、保証書も未発行のまま。お店の人に聞くと、何らかの理由で箱を開けてしまったものだろうとのこと。試し撮りくらいはしてるかも?という状態のほぼ新品。ちなみにMADE IN JAPAN(MADE IN VIETNAMも流通している)でした。どっちでも良いのですが。

 それがなんと、希望小売価格の半額以下。量販店の平均的な販売価格よりも3万円以上安い値札が付いています。とはいえ、十分に高額な買い物に違いはありません。悩むこと30分強。これを逃したら後悔するはず、と勝手に自分を追い込み、お買い上げしてしまいました。はぁ〜、レンズ沼恐るべし。

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K-7, FA31mmF1.8AL Limited, 1/800sec, F2.0, ISO100, +0.7EV, AWB

 K-7で使う場合、絞り環はAポジション固定で通常は使用しません。AFはボディモーター駆動で、スピードも高速。絞り羽根は円形ではありませんが9枚あり、最短撮影距離も30cmと必要にして十分。フードは小さな"つば"が鏡胴に固定されています。キャップはフードごと被せてしまう専用品。K-7との組み合わせでは歪曲補正、色収差補正は使用できずF/W 1.03から歪曲補正と色収差補正はサポートされました。クイックシフトフォーカスには対応していません。

 早速K-7につけてみると、サイズ、デザイン的にもDALimitedシリーズと同じくらいしっくり来ます。重量はやや重め。そしてファインダーを覗くとその明るさに感動します。試しに撮影してみると、噂通りその描写性能は最高です。漫然と撮ると普通なのですが、時折ハッとするような透明感が得られます。

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K-7, FA31mmF1.8AL Limited, 1/8sec, F2.0, ISO400, AWB

 描写性能と手触りには大満足ですが、不満点もあります。フードはレンズ表面保護の意味でも、大きくてしっかりしたものが欲しいです。キャップは嵌め込みが固すぎで、取り付けに気を使います。ということで、通常のスプリング式のキャップを別途買ってきました。保護フィルタ否定派の私ですが、フードが浅いこのレンズにはつけておきたい衝動に駆られています。付けませんが。

 このレンズがあれば他の標準域の単焦点はもう要らない、とさえ思えてきます。近いスペックのレンズとしては、SIGMAの30mmF1.4やFA35mmF2という、もっと手頃なレンズが他にあるのですが、このFA31mmF1.8AL Limitedの価値は、その描写性能と雰囲気だと思います。リーズナブルかどうかは別にして(A^^;

 しかし、レンズ沼はこれだけでは終わりませんでした... (つづく

PENTAX 広角 レンズ FA31mm F1.8AL Limited ブラック FA31F1.8B

PENTAX 広角 レンズ FA31mm F1.8AL Limited ブラック FA31F1.8B