酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

二眼レフカメラ:初撮影

 自作、というか自分で組み立てた二眼レフカメラ(大人の科学Vol25に付属)にフィルムを詰めて早速試写してみました。24枚撮りのネガフィルムを入れて、近所を散歩しながら何も考えずにバシャバシャとシャッターを切った結果です。被写体がどうのとかフレーミングがどうのといったことは、とりあえず抜きにして。

 とりあえず、何も写っていない!という事態は避けられました。写真としての中身は不問とはいえ、一応アップするに耐えうる写真を何コマか選んでみました。フィルムをEPSONのプリンタ複合機PM-A900でスキャンしたものです。細部を見ても意味はない写真ばかりなので、クリックしても大きくはなりません。

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強い逆光で撮ってみたらこんな結果に。ゴーストともフレアとも何とも言えない模様が写り込みました。周辺光量の落ち込みもかなり激しいようです。
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二眼レフならではの超ローアングル。ピントは適当に至近距離に設定。背景はちゃんとぼけてます。
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カメラを横にして横位置撮影。ファインダースクリーンはかなり見にくくなりますが、適当に勘で撮りました。周辺は露光間ズームしたかのように流れます。

 とまぁ、こんな感じです。何をどうしても「画質」を語るような映像ではありません。ピントはかなり甘く、周辺はぼけぼけ、しかも光量落ちもかなりあります。逆光には弱いどころの話ではなく、まともに被写体が写らないほど。

 でもそれはむしろこのカメラの特徴というか味として楽しめる部分です。何しろ見た目通りに写らないのですから。何が出てくるか分からない魔法の箱です。しかもデジタルのようにすぐに結果を見て、いらないからといって消すこともできません。数打ちゃ当たる戦法で何百枚も撮ることも出来ません。

 こんな不思議な「写真」を撮るために、考えて思い悩んで意を決して貴重な一コマを撮影するのです。フィルム時代の感覚を思い出すと、不便ながらもとても面白いです。

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友人が同じカメラで撮ってくれた写真。K-7構えてるのは私です。右肘上がりすぎですね(A^^;; このカメラで撮れる写真の正しい作例。


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 ちなみに、この二眼レフカメラの作成とともに、思い出して引っ張り出してきたプラモデルカメラ。こっちにもフィルムを入れて撮ってみました。カメラとしての質は似たようなものかと思ったのですが、撮ってみて、比べてみてびっくり。プラモデルカメラは大人の科学の付録二眼レフカメラに比べてずっと綺麗に写ります。こちらは必ずしも遊び"だけ"ではなく実用性も考えたカメラのようです。

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普通に写ります。写ルンです並かな?十分に記録用または記念写真用カメラとして使えそう。
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少々逆光ぽくても問題なし。パンフォーカスなので手前から遠景までくっきり。

 このプラモデルカメラも最初に試し撮り結果を見た時には、その味わい深さにびっくりしたものですが、上の二眼レフカメラの撮影画像を見てからだと、ごくごく普通に綺麗に撮れてるように見えてしまいます。ピントは来てるし、クリアで四隅までそこそこ見られます。このカメラもプラスチックの単玉だったはずなのですが。

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 こういうカメラで遊ぶのも面白いですね。トイカメラの面白さってこういうことなんでしょうか。フィルムを買い足して引き続き遊んでみようと思います。