酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

K-7で撮りヒコーキ

 鉄道好きで写真を撮る人のことを"撮り鉄"と最近は呼ぶらしいですが、K-7で動くものを撮る練習もかねて"撮り鉄"ならぬ"撮り飛行機"してみました。実はその昔、フィルム一眼レフで遊んでいた時代には、羽田空港に良く写真を撮りに行っていた少年時代の想い出があります。こう見えても一応乗り物好きな男子なので(^^;;。当時と違い今は車という便利な足がありますので、撮影ポイントは羽田空港周辺の城南島や京浜島などいくつか回ってみました。

 鉄道ほどではないかもしれませんが、飛行機を撮ることを趣味にしている人も一杯いるようでして、無線を聞きながら長い白レンズなどを構えてるなど、本格的装備な人も多くいる中、高倍率ズーム1本勝負で肩身が狭いですが、せっかくの夏休み、飛行機に乗って沖縄や九州、あるいは北海道にでも行きたいなぁ、と遠い地に思いを馳せながら空にカメラを向けていました。

 以下自己満足な写真の羅列です。カメラはもちろんSIGMAの18-250mm/F3.5-6.3DC OS HSMを使用しています。クリックすると1500x1000pixelで開きます。全てRAWで撮影しK-7に付属のPDCU4で現像しました。その際適宜レタッチ&トリミングしています。

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離陸中のANA/BOEING B747-481D/JA8099のお腹が美しい。今回のベストショット。
250mm, 1/1000s, F7.1 -0.3EV, ISO320, AWB

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離陸後に翼からボーテックスを発生させるJAL/BOEING B747-446/JA8912。
120mm, 1/1000s, F7.1, -0.7EV, ISO200, AWB

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頭の真上を通過するJAL/Airbus A300B4-622R/JA8558。この時代のエアバスはフォルムがすごく綺麗。
250mm, 1/1250, F7.1, -0.7EV, ISO320, WB: CTE

 羽田空港周辺の撮影ポイントは色々あるようですが、定番なのは城南島海浜公園。ここは人工砂浜があってキャンプ場やバーベキュー場などもあり、飛行機目当てでなくても晴れた日に家族や友達と遊びに行くにはすごく良い場所です。ここは、C滑走路(16L/34R)およびB滑走路(04/22)への離発着ラインのちょうど真下やや東側になります。午後はたいていの場合逆光になります。あるいは城南島の公園外に出れば良い場所が見つかるかもしれません。
   城南島で撮るのにベストな条件は、22Lへの着陸が行われている場合です。飛行機への距離も最も近く、望遠レンズがなくても撮れそうなくらいですが、強い西風が吹かないと、最近は滅多にこの滑走路は使われません。

 もう一つの撮影ポイントは城南島の対岸にある京浜島つばさ公園。こちらはC滑走路の離発着ラインから少し遠ざかるのですが、東京湾をバックに午後でも順光となります。

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真夏の積乱雲をバックに羽田にアプローチするANA/BOEING B777-381/JA751A
180mm, 1/800s, F8.0, -1.0EV, ISO100, WB: CTE

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ANA/BOEING B767-381/JA8589のお尻。右の翼端がギリギリ欠けた...。
250mm, 1/400s, F8.0, -0.7EV, ISO100, WB: CTE

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到着するJAL/BOEING B747-446D/JA8090と離陸してゆくANA/Boeing B747-481D/レジ不明^^;。
180mm, 1/250s, F10, ISO200, WB: 太陽光

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Star Flyer/Airbus A320-214/JA04MCの機首アップ。窓から覗いてる人と目が合いそう。
250mm, 1/400s, F8.0, -0.7EV, ISO160, WB: 太陽光

 今回まじまじと羽田を離発着する旅客機を見ていて感じたのですが、B777とB737の多いこと多いこと。やはりこの2機種は今の時代の大型小型のそれぞれ主力機種なのでしょう。一方でB747などは昔はこれでもかというくらい飛んでいたのに、今はかなり減ってしまいました。とはいえ、ここに貼った写真はB777よりもB747の方が多いですけど。それは私の個人的趣味です。が、本当に一番好きなのはA300です。この時代のエアバス機は本当に流麗です。さすがヨーロピアン・デザイン!と思ってしまうくらい。

 写真を撮る上でもやはりB747はどこから見ても絵になります。一方B777は-200はまだしも-300になると、細長すぎてどうしたらいいのか分かりません。B767もどことなく味気ないですね。見慣れてしまっただけでしょうか。でも、B737-800は大きなウィングレット(ないのもありますが)もあって、なかなか見栄えがします。小さいので迫力ある写真はなかなか難しいですが。それにしてもDC-10などの3発機も撮り甲斐があっただろうなぁ、などと思わず昔を懐かしんでしまいます(^^;;

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夕日をバックに... 機体は潰れて見えないけれど。ANA/BOEING B767-381ER/JA613A
180mm, 1/800s, F32, ISO200, WB: 太陽光

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お手軽高倍率ズームならすぐに引きの絵も撮れます。負け惜しみっぽいけどコレ重要。

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夕焼け空をバックに... B747はこの角度が一番美しい。JAL/BOEING B747-446D/JA8908
250mm, 1/320s, F10, ISO200, WB: CTE

 さてPENTAX K-7とSIGMA 18-250mm/F3.5-6.3 DC OS HSMで飛行機を撮った感想ですが、意外にいけるなと感じました。もっとピント外しまくり、ブレまくり、フレーム外しまくり、露出もホワイトバランスにも気が回らなくて、散々なことになるのではないかと思ったのですが。飛行機撮影に250mmという焦点距離は決して長い方ではありませんが、私の腕ではこの辺がやはり限界かなと思います。いや、欲を言うとあと+50mm欲しい気もします。

 心配していたAFですが、晴れていて十分に明るかったためかピントを外すようなことはありませんでした。手ぶれ補正もレンズ内蔵のものを使いましたが、もちろん十分に効いています。ただし、横にカメラを振りながら撮っていると、手ぶれ補正が迷ってる様子(左右に突然揺れる)がファインダーで見えることがありました。タイミングによっては問題になってくるのかも。今回は高速シャッターを切りましたが、低速シャッターで流し撮りするときにはどうなんだろう?とちょっと心配です。

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デジタルフィルターで遊んでみました。これはクロスフィルターでキラキラに。モデルはANA/Airbus A320-211/JA8387です。

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一度やってみたかったフィッシュアイ・フィルター。本当のフィッシュアイレンズで飛行機をこんな風に撮れたら... ムリですけど。モデルはJEX/BOEING B737-846/JA309J

 ところで、今回の撮影ではK-7の自動水平補正をONしてみました。ボディ内手ぶれ補正を使用しないので、2度の傾き補正が可能です(手ぶれ補正ONの場合は1度まで)。で、これ素晴らしい効果です。飛行機の離着陸シーンはよく、水平が傾きやすいのですが、水平線が入るようなシーンでもきっちり撮れました。ON/OFFで比較したわけではありませんが、たぶんこれはカメラのおかげかと思います。私にそんな力量ないので。

 飛行機撮影とは直接関係ありませんが、今回のように明るいところでは、やはりK-7のファインダー内表示は見にくいです。輝度が控えめなグリーン文字のせいかと思います。もちろん暗いところで眩しいよりは良いのですが。明るさ適応で輝度が変化しているるのなら、もう少し最高輝度を上げて欲しいところです。一方、背面液晶は真夏の炎天下でもそこそこよく見えました。データ表示は問題ないですし、仕上がりのフレーミングチェックくらいは十分可能です。で、K-7を手にしてからずっと思っていたのですが、昔ながらの上面液晶ってもう見ないですね。これ、もはや不要なのではないかと思います(^^;;

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お気に入りのハイコントラストフィルター。モデルはAsiana Airlines/Airbus A330-331

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 羽田空港は我が家から近いので、ふと思い立てば撮りに行くのは簡単です。今度から暇なときに時々また撮りに行ってみようかと思います。あと、ちょっと遠いですが成田空港もイイかも。いろいろなエアラインが飛んでるし。ただし、この世界の深みに嵌らないように注意しないといけません。長くて明るいレンズがあればなぁ、などと妄想し始めるとロクなことにならないので。純真で清貧だった少年時代とは違いますので...(A^^;;
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 そういえば、一昨日の8月12日は御巣鷹山の事故から24年目の節目の日でした。その後も航空機の事件事故はなくなっていませんが、少しでも、一歩ずつでも、着実に空の安全性が高まることを願ってやみません。