酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

デジタル一眼レフカメラ選び

 最近、デジタル一眼レフカメラを物色しています。と言うのも、どうしてもデジタル一眼レフが必要になるイベントが秋口ありまして、それまでには手に入れたいと思っています。なのでまだまだ余裕があるのですが。ちなみに、4年ほど前に買って愛用していたNikon D70sはもう手元にはありません(A^^;
 最近は写真を撮るにもすっかりコンパクト機しか使わなくなり、一眼レフが欲しいと思わなくなっているのですが、やはりたまにどうしてもコンパクト機では間に合わない場合が出てきます。そういう場合は潔く写真を撮るのを諦めるという手もあるのですが...。やっぱり写真好きとしてはなかなかそう割り切れません。特に来たる秋のイベントは。

 そんな微妙なモチベーションなため、衝動買いが得意な私にしては結構迷っています。たまにしか使わないのだから、なるべく安く抑えたいですし、やっぱり小さくて軽い方がいいのですが、せっかく一眼レフを買うからには、それなりにしっかりしたものが欲しいと思います。秋のイベントやら何やらを考えると、200mm程度(フルサイズ換算で300mm)の望遠レンズも必須。せっかくレンズ交換できる一眼レフとはいえ、この際できれば高倍率ズームがいいなぁとか、軟弱なことを考えています。

 ということで、現在食指が伸びてるカメラは以下の通りです。

PENTAX K-7
 今月末に発売されるという最新のカメラです。PENTAXの新しい最上位機種(と言ってもPENTAXには2ラインしかありませんが)でありながら、小型で上質で堅牢なボディを身にまとって、スペック的にも申し分ありません。ファインダー倍率も高くて視野率は100%、背面液晶は3インチの92万画素などなど。一眼レフとしての基礎骨格はしっかりしており、操作系も分かりやすそう。機能的にも最近のトレンドも上手く押さえています。デザインは古くさいと思えるほどプレーンでむしろ好感が持てます。まだ実物に触ってないので、手触り次第なところはあるのですが。コンセプト的には非常に惹かれるカメラです。

画像
PENTAX K-7 小さな高スペック機。

 ただし問題点は二つ。一つはちょっとお高いこと。ボディのみで11万円程度と見られます。新製品ですし人気次第によっては、しばらく値が下がらないかも。でもまぁ、欲しい!となったら手が出なくもありません。

 むしろ問題なのはレンズのラインナップ。高倍率のズームはもちろん、普通の標準ズームと望遠ズームもイマイチな感じです。キットレンズは小さくて軽くて安くてボディと同様に防滴加工もされていているのですが、やはりテレ端F5.6というのはちょっと悲しいものがあります。口コミでは写りはなかなか侮れないそうですが。かといって、DA17-70mmF4はやけに大きそうだし...。望遠ズームとなるともはや選択肢がほとんどありません。

 その代わりPENTAXには面白そうな単焦点レンズが色々揃っています。これは他社システムにはない特徴。望遠はこの際適当なズームで済ましてしまうとして、いっそのこと標準は暗いズームなんかやめて、DA21mmF3.2とか付けておくのもイイかも。パンケーキレンズなので、K-7の小型軽量さがさらに生かせますし、ちょっとかっこいいです。

Nikon D5000
 5月に発売されたニコンの最新機種です。ニコンの一眼レフラインアップの中では最下位のエントリークラス。ただし、最新機種だけあってスペックは上位のD90並な部分が少なくありません。12MのCMOSセンサーとか、11点AFポイントとかとか。ただしファインダーはペンタミラーの低倍率仕様でD90などと比べると大きく劣ります。

 ちなみにこのカメラの大きな売りはバリアングル液晶モニターなのですが、確かにローアングル、ハイアングルには便利ですが、所詮特殊な用途向けの一種のギミックに過ぎません。重要な光学ファインダーを犠牲にして、ライブビューのための機構に力を注いだのだとしたら、一眼レフとしては本末転倒もいいところ。しかも肝心の液晶パネルは2.7インチで23万画素という低解像度品。色々ちぐはぐすぎるんですよね...。

画像
Nikon D5000 ニコンのエントリー向け最新鋭機。バリアングルモニターが特徴。

 本来、初心者層をターゲットにするからこそ、しっかりとした一眼レフであるべきだと思います。でなければ一眼レフカメラの存在理由がありませんし、その先へのステップアップができません。

 その点、キヤノンが少し前のEOS Kiss シリーズのCMで「ほら、覗いてごらん!」と言っていたのは、一眼レフカメラメーカーとして当然の良心の表れです。一方某家電メーカの「もう覗かなくていいんだね!」は、一眼レフでありながら一眼レフを否定するという自己矛盾に満ちています。

 ライブビューをするなら、そもそも液晶の解像度を上げ、コントラストAF性能を向上させるのが先決。動画撮影時はAFできないなんて未完成もいいところです。それこそどうやって一般素人に使いこなせと言うのか? 動画を含むライブビューで選ぶなら、今はマイクロフォーサーズ以外の選択肢はありません。一方、一眼レフファインダーと高速高精度なAFが欲しいなら、その点がしっかりしたカメラを選びたいものです。

 ま、理想は両方のいいとこ取りなんでしょうけど。いずれにしろ、バリアングルモニターはライブビューの完成度を高める一つの方法ではあります。もうちょっと何かが加われば、素晴らしい使い方ができるののでしょう。決してライブビューを全否定しているわけではなく、"一眼レフのライブビュー"という"矛盾"を上手く消化して欲しいという願いです。

 閑話休題。ということで、製品としてのコンセプトに大いに疑問が残るD5000なのですが、お店で触ってみたところ、これがとてもイイのです。ボディは安っぽいですが、動作はスムーズ。シャッター切った感触も悪くありません。思いがけず気に入ってしまいました。安いし、小さくて軽いし、これはイイかも?と真剣に考えてたりします。

Nikon D90
 で、色々考えるとやっぱりこれに行き着くのではないかと。昨年末の発売ですから古くはないのですが、どことなく花がなくてつまらないんですよね(A^^; 基本的にD80の改良型であり、もっと元をたどるとD70に行き着く位置づけのカメラだからなのかもしれません。でも、ファインダーもペンタプリズムを使った高倍率仕様ですし、その他はK-7並にプレーンでしっかりとしています。実売価格もこなれてきていますし。

画像
Nikon D90 ニコンの主力機種。やっぱりこれしかないのか?

 D5000でもそうなのですが、ボディをニコンにすると魅力的なズームレンズが色々選べます。高倍率ズームならやはり王道のDX18-200mm。これしかありません。ただ、標準ズームとしては本当はDX16-85mmにすごく惹かれます。

 D90ならボディ内AFモーターもあるので、手持ちの古い75-300mmも使えるので、標準ズームのDX16-85だけ買えば一応目的は達成できそうです。ニコンはペンタックスと対照的に魅力的な単焦点レンズがないのが欠点ですが。最近発売された35mmF2ではねぇ。もう少し広いレンズが欲しいです。

---
 なんて考えていると、実はD300っていいカメラだなぁ、と今更再認識。でもちょっと大きすぎ&高すぎです。あの内容でK-7サイズだったら良いのに。

 さてさて、秋まではまだ時間がありますので、じっくりと悩むことにしますか。また、新機種出るかもしれないし。