酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

ろばた焼き 海賊@錦糸町

 先週末に錦糸公園で花見をした後は、もちろん二次会へ繰り出しました。錦糸町駅の南口前の怪しいネオンが光る通りを進むと、"ろばた焼き 海賊"という、酒飲みの本能に何かを訴えかけてくる魅力的な店構えの居酒屋があります。以前にも何度か紹介したことのあるお店です。

 金曜日の夜、花見客も多くて混んでいて入れないかも?と思ったのですが、運良くちょう四人席があいたところ。過去には、カウンターやテーブル席で飲んだことはありますが、座敷に上がるのは初めてです。座敷といっても、何の仕切りもなく、狭いスペースに20人くらい押し込められていて、店内との一体感(?)は他の席と変わりません。

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この店は、錦糸町駅界隈の飲み屋の中では、いろいろな点でトップクラスです。

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ろばた焼きらしさがもっとも楽しめるのはカウンター席。

 何とか入れたものの、やはり店内は満員御礼の大混雑。狭い通路を店員さんは走り回りてんてこ舞いです。でも、誰も彼もが楽しそう。店員さんも忙しいからといって無愛想になったりはしません。さすが下町の大衆居酒屋。そして我々の最初の一杯のオーダーもなかなかとってもらえず。やっとオーダーできたところで、なかなかお酒はやってきません。でも、イライラしたりするのは野暮ってものです。ここは気長に待ちましょう。そんな中周囲のテーブルからもお構いなしにオーダーは飛び交っています。この活気がなぜか大好きです。

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今日のおすすめのお酒たち。南部美人のラベルが渋いですね。

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私がいただいたのは、濁り酒の"貴"。春らしい芳醇な味わいのお酒。

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大きな串に刺さった鶏レバー焼き。

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海賊ホイル焼き。キノコしか入ってないようでいて実は牡蠣入り。

 今日はオーダーするのが大変らしいことを読み取って、料理は一気に発注してしまいました。この店の名物は店名の通り、ろばた焼き。何でも炭火で焼きたてが出てきます。いや、もちろんお刺身とかサラダとか揚げ物もありますが。トウモロコシとか里芋とかジャガイモとか、何でもない食材ばかりですが、なぜかここで出てくる焼きたては絶妙にうまいのです。

 そしてこの店のもう一つの特徴がお酒。日本酒と焼酎は、品揃えこそ多くはありませんが、店員さんが選んだこれぞという逸品がいつも入ってきています。「おすすめのお酒は何?」「どんなのがいい?」「春らしくさっぱりした飲み口のやつ」... などという会話が交わされるのも楽しみの一つです。そんな上等なお酒に、なぜかB級なろばた焼きはとても良く合います。

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ニンニクの丸揚げとか。皮をはぎながら味噌をつけて頂きます。これが絶品!

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はんぺん焼き。醤油を垂らすだけ。日本酒に合いすぎ。

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岩手の旅を思い出しながら、二杯目は南部美人の無濾過生原酒を頂きました。

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ろばた焼きの定番中の定番。トウモロコシ焼きは外せません。

 店内はいつまでも混んでいました。寒空の下で桜を見ながら飲んだ缶ビールが思いの外効いたようで、飲んだお酒は2杯だけ。熱燗だったらグイグイ飲んでしまったかも。食べ物はなんだかんだでたくさん食べましたけど。もともと単価が高くないこともあり、お値段もそれほどではありません。

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本所、深川の名物といえば蛤!〆に頂きました。

 酒、料理、雰囲気、お値段ともにかなり高レベル。錦糸町界隈ではやはり一押しの一軒です。

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 ろばた焼き 海賊  東京都墨田区江東橋3-11-2  TEL: 03-3631-1583  17:00~24:00  年中無休