酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

Seagateハードディスク不良問題

 ここ数日で急展開を見せ始めたSeagate製ハードディスクの不良問題。昨年末から密かにいろいろ言われていたのですが、今週になって公式にSeagateからアナウンスが出たことで騒ぎが大きくなってきました。問題の内容は、ある日突然BIOSからディスクが認識できなくなる可能性があると言うもの。原因はディスクコントローラのファームウェアにあるようです。つまり、物理的な故障や破壊ではないので、問題が発生しても中身のデータが消えるわけではない、とは言うものの、そうなったらユーザーの手でデータを取り出す手段はほとんどありません。

 ↓Seagate社の公式アナウンス http://seagate.custkb.com/seagate/crm/selfservice/search.jsp?Tab=search&Hilite=&Module=selfservice&&TargetLanguage=selfservice&DocId=207931&NewLang=en
 これによると、問題が発生する可能性があるのは昨年来の同社の主力製品、Barracuda 7200.11などのSATAモデル。最近人気の1TBや1.5TBのモデルも含まれています。そして、対象製品かどうかはモデル名と搭載されたファームウェアのバージョンで判別できるようです。一時はこれらに加えてシリアルナンバーが該当する場合、という条件が付加されていましたが、シリアルナンバーによる判別方法は間違いor不正確だったようで、すぐに取り消されました。

 不幸にして既に突然死してしまったドライブの救済方法がどうなるのかは分かりませんが、該当製品でまだ問題が発症していないドライブに対しては、どうやらSeagateから近々対策済みファームウェアが配布され、それをダウンロードしてユーザーが自力でハードディスクのファームウェアの書き換えを行うことになりそうです。しかし、いかにPC自作erと言えども、ハードディスクのファームアップデートというのはあまり一般的な作業ではありません。少なくとも私はやったことがありません。これはこれで新たな問題を引き起こす可能性がありそうです。

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 私もそういえばSeagateのハードディスクを使っているなぁ、でも買ったのはだいぶ前だし... と思って念のためという気持ちで使用中のハードディスクを調べてみたところ、なんと該当モデルの該当ファームウェア搭載品が2台もあることが判明。しかも2台とも運用中です。これは大変だ!
 該当していたのは、Barracuda 7200.11シリーズのST3500320ASという500GBのSATAモデルで、ファームウェアはSD15。1台はメインのデータ保管用、もう1台はそのバックアップ用。もしかしたら2台とも同じように突然死するかも知れず、これではバックアップ取ってる意味もありません。同じ製品をバックアップに使うというのはFail Safe的に間違っていることに今更気がつきました。とはいえ、個人のPCレベルで普段そこまでは考えませんが。いずれにしても、慌てて別の空きドライブを用意してさらにバックアップを取っておきました。これでとりあえず一安心です。

 で、対策済みファームウェアですが現時点ではまだリリースされていません。私の持っているST3500320AS用の対策済みファームウェアは昨夜一瞬配布されたのですが、検証不十分と言うことで今朝になって取り下げられてしまいました。現時点ではダウンロードできなくなっています。該当製品判別方法の件といい、Seagate側もかなりドタバタとしているようです。今後もSeagateからの発表はすぐに鵜呑みにせず、様子見した方が良いような気がします。

 ↓ST3500320ASの対策済みファームウェアの案内(1/20 23:00現在はダウンロードできません)
 http://seagate.custkb.com/seagate/crm/selfservice/search.jsp?DocId=207951
 とりあえず、対策ファームウェアが出るまで、バックアップ用の1台はケーブルを引っこ抜いて、電源を入れないようにし温存しておくことにしました。データドライブに使っている方はそのまま引き続き使用中です。そもそも、この2台を購入したのは一昨年の暮れ。それ以来1年以上ずっと使っています。
 巨大掲示板などで報告されている色々な情報を見ていると、私の持っているドライブはシリアルナンバーもかなり古い方なようです。また、突然死する場合は使用開始直後から数ヶ月内に起こることが多いようで、1年以上使用したドライブに発生したという情報はありません。何が違うのかよく分かりませんが、何となく私の持っている2台のドライブは問題ないのではないかと思っています。うちの子に限って、と言う心理かも知れませんが(A^^;
 

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念のためSMART情報をチェックしてみましたが問題はないようです。

 というか、1TBのハードディスクも安くなりましたし、ここは新しいディスクに交換するというのが最も確実な方法かも。でも、HITACHIは過去モーターのうなり音と振動が大きいモデル(個体?)に2回も当たったので、それ以来候補から外すようにしているし、今回の問題でSeagateも対象外。SSDはまだデータストレージに使えるだけの容量も信頼性もありません。とすると、ハードディスクはWestern Digitalしか選択肢がないことになってしまいました。Wetern Digitalは悪くないと思うのでいいのですが、なんか寂しいですね。


[1月27日追記]
 その後、上でリンクを張ったSeagateの告知ページがアップデートされ、モデル名、ファムウェアバージョンに加え、シリアルナンバーによる該否判定が再開されました。早速手持ちの2台の500GBドライブのシリアルナンバーを入れてみたところ... "Drive is not Affected. No action required."(=不具合非該当品なので対策不要)という結果に。やっぱりうちの子に限って、問題はなかったわけだ(A^^;
 ↓新シリアルナンバー判定ページ(セキュリティコードの読み取りが結構難しいです...)
 https://apps1.seagate.com/rms_af_srl_chk/

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結局不具合対象品ではありませんでした。

 特に問題出ていなかったのだし、該当品ではないと判定されたのであれば、判定結果が言うように何もしないのが一番安全です。とはいえ新しいファームというのも何となく気になります。結果的に勇み足だったとはいえ今回の騒動でハードディスクをすべて新しくしたこともあり、このドライブはもう重要な用途では使わないことにしたので、興味本位でファームウェアを書き換えてしまいました。今までのファームウェアバージョンはSD15というもの。今回対策ファームウェアとしてリリースされたのはSD1A。下一桁が5も進んでいます。

 ということで、ST3500320AS用の新ファームウェアSD1Aをダウンロードし、CDを作ってハードディスクのファームアップデートというのをやってみました。作業自体はあっけないほど簡単に終了。その後確認してみると確かにファームウェアのバージョンは変更されているようです。当たり前ですが使用感は変わりません。ベンチマークはアップデート前のデータがないのでとっても無意味と思いやってませんが、たぶん変わらないでしょう。

 とりあえず、大量のデータの読み書きとかしてみましたが問題はないようです。このままサブPCに移植してしまおうかと思っています。